5月の毎週水曜日『北野誠のズバリ』では「今からはじめる熱中症対策にズバリ」と題し、夏に向けての健康対策を説明しています。8日の放送では、熱中症に詳しいノザキクリニック野崎院長からの情報を元に、詳しく熱中症対策を紹介しました。

夏本番前の対策

冒頭で北野が昨年の夏を思い出しながら一言。

「本当に!去年は記録的な猛暑でしたよね。40度ばかりでした」

昨年は既に5月に各地で30℃を超える真夏日を記録しており、埼玉県熊谷市では41.1度まで気温が上昇し、日本歴代最高気温を5年ぶりに更新しました。

放送エリア内の名古屋市でも40.3度の最高気温を記録し、観測史上初めて40度を超えに。
岐阜県の美濃市、下呂市、多治見市でも40度以上を記録するなど、記録的な猛暑となりました。

2018年の熱中症による救急搬送者数も、全国で9万5,073人と調査開始以降年間最多となり、気象庁の会見では「命の危険がある暑さ。ひとつの災害と認識している」と発言が飛び出す事態にもなりました。

北野「記憶に新しい!本当に…暑かった」

ここからは大橋が夏本番前の5月からはじめる熱中症の対策の話を解説。

大橋「熱中症はどんな時に発生するか、わかりますか?」
北野「熱中症は、高温の環境下にいることで体内の水分やミネラルのバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する症状のことを言いますよね。
そして、暑さに慣れてない身体では、急に気温が高くなると、熱中症のリスクも高くなるそうです」
 

暑熱順化とは

そこから本題の「今からはじめる熱中症対策」へ。

大橋「本格的な夏を前に今から行ってもらいたいのが、熱中症にかかりにくい身体にする“暑熱順化”です」

北野「聞きなれない言葉ですね」

大橋「暑熱順化とは、徐々に身体を暑さに慣らさせることです。暑熱順化を獲得すると、身体が上手く汗をかけるようになるので、体温の上昇を防ぎ、熱中症の予防につながります」

北野「なるほど。でも、どうしたらこの暑熱順化ってのを獲得できるの?」

大橋「重要なのは、汗腺を鍛え上手に汗をかける身体にすることです。具体的には、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動や入浴です。
入浴はしっかり40℃10分程度湯船に浸かり、発汗することが重要です。ただ、脱水症を起こさないよう、うっすらと額に汗をかく程度でとどめておきましょう」

北野「汗をかける身体にすることが大切なんですね。」

北野も理解した模様。
 

大切なミネラル補給

汗を上手に汗をかけるようになると汗がベタベタからサラサラに変わり、高温多湿でも熱を発散しやすくなったり、必要なミネラルを体に残せるようになるようです。
そして忘れてはいけないのが、水分とミネラルの補給です。

北野「そうです。水分だけでなく、ミネラル補給も大切ですよね。昨年、沢山学びました」

大橋が解説します。

「水分やミネラルが不足していると、血液はドロドロになり、血液の流れが悪化し熱を放出できないため、熱中症にかかってしまうようです。
熱中症対策に詳しいノザキクリニックの野崎院長などの研究によると、ミネラルの入ったむぎ茶には、血液をサラサラにする血流改善効果があり、熱中症に一定の効果があると分かっているそうです。
熱中症と血液の関係については、体内で発生した熱は血液によって皮膚に集められ、その熱を体外に放出して、血液の温度を下げて戻していくことで体内の熱を下げます」

北野「その熱が放出されないと、熱中症になる危険性が高くなるわけですよね」

ミネラル入りむぎ茶には身体の余分な熱を奪い、体の熱を下げる「体温下降効果」もあり、熱中症対策に効果的と言えるとのことです。
効果は緩やかなため妊婦さんや冷え性の方も安心して飲めるとのことです。

また、むぎ茶は無糖で、カフェインを含まないのでこどもからお年寄りまでみんなが飲めるのもいいようです。
飲み方にも効果的な飲み方があり、一気に飲んでも体に上手く吸収されない為、こまめに継目安は、1時間にコップ一杯程度とのこと。

『北野誠のズバリ』では、5月の毎週水曜日に「今からはじめる熱中症対策」を特集しています。
リスナーからも「熱中症」についての体験談や感想を募集し、「今からはじめる熱中症対策」に対する周知を図っていきます。