画像は「Fantasy on Ice 2019」ホームページ スクリーンショット

写真拡大

羽生結弦選手らが出演予定のアイスショー「Fantasy on Ice 2019 in KOBE」を鑑賞するバスツアーが突如中止となった。バスツアーを企画した神戸新聞旅行社に中止に至った経緯や申込者への対応などについて話を聞いた。

6月7日から9日まで神戸ワールド記念ホールで公演予定の「Fantasy on Ice 2019 in KOBE」の出演者には当初、羽生選手の名前はなかった。しかし、神戸新聞旅行社のバスツアーのホームページには、9日に羽生選手の出演情報が掲載。この情報の解禁日時は10日18時だった。

神戸新聞旅行社の担当者によると、羽生選手の出演情報は取引会社から5月8日にメールを受け取り、9日午後にホームページに掲載。ところが、10日朝に羽生選手の出演は「まだ決まっていないのではないか」という問い合わせがありメールを確認したところ、解禁時間が設定されていたことに気付いたという。

その後、解禁時間を守らなかったことから、取引会社からは「チケットを引き渡すことはできない」との連絡を受けたとのこと。交渉を行うも神戸新聞旅行社にはチケットが配給されず、バスツアーを中止することになった。ツアーを申し込んだ90名へは、14日から15日にかけて電話やメールで連絡。旅行代金の払い戻しとお詫びとして5000円分の商品券を渡し、宿泊代などで実害が出ている場合も負担するとしている。

なお、「Fantasy on Ice 2019 in KOBE」のチケット一般販売は11日から開始。バスツアーに申し込んでいた人がチケットを入手することは困難な状況となっている。このため、ネット上では「ショック泣きそう」「クレーマーになりたいわけではなく、ただチケットが欲しいだけなのです」といった声や、「規約違反をしたのは神戸新聞であってツアー申込者さんたちじゃない」「チケットを旅行社通さずにお客さんに渡すことはできないのだろうか」という疑問も寄せられている。