二兎追うものは二兎を得る!カウボーイ投げは球速アップも可能にさせ体にも負担が少ない!

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逆カウボーイ投げはアーム投げ

今までの連載コラム155キロプロジェクト始動!殖栗正登が解説する球速アップの秘訣!【155キロプロジェクト】カウボーイが球速アップにつながる!

 今まで多くのチームでトレーニングコーチ、トレーナーを歴任。現在はインディゴコンディショニングハウスの代表として多くのプロ野球選手やアマチュア選手の指導を行い、現在も甲子園に出場した広陵、富岡西などチーム指導も行っている殖栗氏。これまで150キロオーバーのピッチャーを多く育て11人の選手をNPB入りさせた。

 そんな殖栗氏が、155キロプロジェクトと題し球速アップの秘訣を紹介。

  第3回では注意したいアーム投げについて解説していく。

 以前紹介した引っ掻いて、丸描いて、ポン、そしてカウボーイ投げについて理解していただけただろうか。それを理解した上で注意したいのが、故障の多い逆カウボーイ投げだ。

 カウボーイがバッファローを捕まえるときのロープの回し方は常に一方向。逆カウボーイ投げは腕の回転が逆になってしまう事だ。回転が逆になると、投げる時に、遠心力が逆にかかってしまい体が大きく開き、肩や腕に負担がかかってしまう。インディゴコンディショニングハウスでは逆カウボーイ投げをアーム投げの定義としている。

 同じ力を加えても、加える方向を間違ってしまうと結果が大きく異なってしまう。インディゴコンディショニングハウスが提唱している引っ掻いて、丸描いて、ポンは球速も速くなり体にも負担が少ないフォームなのだ。