優勝を決めた瞬間 宮本らしからぬ意外なシーンだった(撮影:村上航)

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毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【中日クラウンズ編】
72歳のこの人も大会を大いに盛り上げました!【フォトギャラリー】
今年で60回目を迎えた今大会は、ツアーで3番目に古い歴史を持つトーナメント。舞台となった名高い愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースは、距離は比較的短いものの、トリッキーで難攻不落の呼び声も高い。そんな伝統の一戦では“昭和生まれ”のベテラン勢が気を吐いた。
5位タイに入った藤田寛之は今年の6月で50歳。同じく5位タイの片山晋呉は46歳、最終ホールまで食らいついた貞方章男も40歳とオーバー40。さらに言えば、桑原克典、谷口徹、手嶋多一といったオーバー50も予選を突破。今年63歳となる尾崎直道、60歳となる芹澤信雄の大ベテランが週末へとコマを進めた。
そして頂点に立ったのは、今年47歳となる宮本勝昌。平成のゴルフ史を駆け抜けてきた昭和生まれの男たちが、令和最初の試合を大いに盛り上げた。「総距離が短いということもあるかもしれませんが、名前のあるベテラン選手たちは技術が素晴らしいということを改めて感じた大会でした」と話すのは村上航カメラマン。
中でも村上カメラマンが印象的だったのが、今平周吾と並んで首位タイだった宮本が18番で10mのバーディパットを沈めて優勝を決めたシーン。
「多くのニュースでも取り上げられていましたが、宮本選手は1番でダブルボギー。方や同組の貞方選手はチップインバーディでガッツポーズと対照的なスタートでした。ですが、年の功というかベテランの味と言いますか、諦めることなく粘りを見せて優勝につなげました。長いパットを沈めて優勝だったので、大きく喜ぶかと思っていたら、おとなしめでシックなもの。この日も撮影していて思ったのですが、東建ホームメイトカップでも今年はちょうど良い感じに肩の力が抜けていて、いい意味でより余裕が出てきているように感じました。若い選手も増えてきましたが、『まだまだベテランも頑張るよ』というところを、これからも見せて欲しいですね」(村上カメラマン)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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