U-20日本代表の影山雅永監督、関塚隆技術委員長

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 日本サッカー協会(JFA)は7日、都内で記者会見を行い、U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表メンバー21人を発表した。会見にはU-20日本代表の影山雅永監督、関塚隆技術委員長が出席した。

以下、会見要旨

●関塚技術委員長

「この世代で世界と戦える経験は本当に貴重だと思っています。これからサムライブルー、日本サッカー発展のために非常に重要な機会と捉えています。また、影山監督が常日頃話していることですが、チームとしての成功、そして高いステージへの個人昇格、この2つの柱の下、“育成ニッポン”、これにふさわしい試合をしてもらいたいと思っていますし、我々協会が団結してひとつになって、この大会に向けてしっかり準備を進めていきたいと思っています」

●影山監督

「我々は2017年の2月初めにこのチームを立ち上げて、このW杯を目標にチームの強化をしてまいりました。先ほど関塚さんの方からもありましたけれども、この年齢で世界を代表するチーム、そして選手たちと戦える本当に貴重な場だと思っています。我々の代表選手が持っているポテンシャルを思いっきり発揮させてあげられるような、短い期間ですけれども、そんな準備をしてポーランドの地に乗り込みたいと思っています」

――昨年の最終予選で主力だった久保や安部がいない理由、それがもたらすものは?

「最終予選を共に約1か月間戦ったので、チーム力であったり、チームの成熟感はあの期間にだいぶ上がった気がしています。ただ、あそこにいた選手すべてがU-20W杯にいけるわけではないと一方で言っていたので、彼らに切符が用意されていたわけではないというのがひとつです。私が責任を持って21人を選びましたので、この選手たちが共にポーランドで戦う代表選手です。私はこの選手たちと最高の成績を残し、自分たちの持てるものをすべてを出せるように準備をしていきたいと思っています」

――センターバック、ディフェンスのメンバーはどういう考えで選んだのか。

「先ほどのご質問と重なるのか、ちょっとズレるのかを含めてなんですが、共にプレーしてきているんですね、彼らはU-17W杯を含めて。そんな中で世界と戦う経験をしていて、しかもクラブは違えど共にお互いを知っている。そして、今現在のコンディションは気になるところですが、彼らなりに出ている選手もいれば、そうでなくて苦しんでいるけれども、彼らだったらU-17W杯の経験も含めて、我々が対戦するグループステージの3つの国に対峙していけるのではないかということで、このDFの選手たちを選びました」

――関塚技術委員長に。今回U-20W杯、トゥーロン、コパ・アメリカが重なり、メンバー選考は難航していると思うが、基準をどう考えているのか。若い世代でチャンスのある選手をどう引き上げていくのか。

関塚技術委員長:

「今日は世界大会に臨むメンバー21名の発表なので、ぜひその選手たち、影山監督のもとで戦う選手たちにぜひフォーカスを当てて頂きたいと思っております。ただひとつ、我々が考えていく道としては、しっかりと全カテゴリーがひとつの目標に向かってしっかりと進んでいく、と。

 というのは、選手がサムライブルーに到達するために、それぞれの本人に適したところをしっかりと見定めて、全カテゴリの監督がひとつの目標に向かって進んでいく。ここを技術委員会含めて、JFAがひとつになって、しっかりと選手を育てていく、成長させていく。ここの道は1本しっかり、みんなで共通理解を持ちながら共有して戦っていく。これだけが今日の時点ではっきりと皆さんにご説明しておきたいところです」

――初めてこのチームを応援するサポーターもいると思うが、U-20W杯に臨むチームはどういうカラーなのか。どういう特徴を持つ代表チームなのか。

「昨年の最終予選の際には困っちゃうくらい明るいチームで、いい部分も悪い部分も共存しているんですよ、という説明をさせていただきました。そういった部分は変わらず、それは良さだと僕は思っています。そして昨年とは違って、プロ2年目になったり、U-18世代からプロになっている選手がほとんどですね。そういった中で彼らは非常に成長しています。というのは、日本サッカーの世界の中で、プロの身になって年上の選手たちからプロとは何かを教わっている。

 そして、もうひとつの彼らの特徴というのは、世界をあまり恐れていないということですね。先ほど言ったU-17の経験であるとか、我々年代別代表の活動はほとんどが世界への遠征なんですね。欧州で数多くの日本代表選手やその他の選手がたくさんプレーしている、そういったものをテレビで見ながら、応援しながらいつかそこの舞台に立つんだというのを彼らは明確に持っていますね。そういった意味では、これまでの世代よりも世界に意識が近づいている。そして、その舞台に立つんだという強い意志を持った集団ではないかなと思っています」

――最後にメンバーに滑り込んだ選手たちの決め手となった部分は?

「いつどんなときも悩みます。最後の最後まで、ゲームがどうなるかを予想したり、それから、こんなときにはどんな使い方をするかな、どんな選手が欲しいかな、と。さまざまなシミュレーションをしながら、結論の出しようはないんですけれど。世界と戦うにあたって自分が自信を持ってカードとして切れる、一緒に戦える選手を一番の基準にして選んだつもりでいます」

――どんな経験をさせたいか、何をつかんで帰ってきたいか。

「僕はチームの立ち上げのときからうまい日本代表なんて言われたくないんだよ、と。彼らは戦うチームだし、本当に見ていて誇らしいよねと言われるような戦いをできるように準備したいと思います」

――10番に決まった齊藤未月はキャプテンも務めるのか?

「本人の合意があれば…(笑) 一次予選、インドネシアでの最終予選も彼を中心にまとまって戦ってきていますので、この本大会も彼にキャプテンを任せようかと思っています。10番はキャプテンですからね、いいんじゃないですかね」