1日、中国メディアの観察者網によると、事前に鉄道の切符を購入したのに乗車できず払い戻しさせられる人が続出した。写真は中国の列車。

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2019年5月1日、中国メディアの観察者網によると、事前に鉄道の切符を購入したのに乗車できず払い戻しさせられる人が続出した。

中国では1日から4日まで労働節の連休だが、記事によると1日夜、中国のネット上には「事前に高速鉄道の切符を購入していたのに乗車できず、全額払い戻しにはなったが、日程変更を余儀なくされた」との書き込みが相次いだという。

北京青年報の記者によると、切符購入者が乗車できない事態が発生したのは、5022とK8372の列車。あるネットユーザーは、「1カ月前に切符を購入していて、駅に行ったところ最初は遅延と言われたが、結局乗車できないと告げられた」と説明した。駅員は「列車にはもう乗れない。払い戻しするしかない」と話したという。

記者が鉄道部門へ電話取材したところ、「切符を販売した時点では定員オーバーではなかったが、労働節の連休のため鉄道利用者が急増し、多くの短距離切符所持者や切符を持たない利用者が、乗車後に切符を買って目的地まで行こうとしたため、定員オーバーになる事態が発生した」との説明があった。中国の鉄道には、「補票」という乗車後に切符を買えるシステムがあるため、入場券や一駅分の切符だけ買って乗車後に「補票」して目的地まで行く人がいる。

鉄道部門は、「乗務員は乗客全員の切符を検査して、切符を持たない人を強制的に降ろすことはできなかったため、後続の乗客に対して払い戻しをするしかなかった。これは列車の安全運行のため、よく用いる方法だ」と説明しているという。

記事は「同様の事態はこれまでにも発生している」と紹介。今年4月の清明節休暇の際には、高速鉄道のG7192列車が、定員オーバーで動けなくなり1時間の遅延が発生したほか、今年1月にもやはり定員オーバーで高速鉄道のG7209列車が動けなくなる事態が発生している。(翻訳・編集/山中)