職場や学校にいる「嫌な奴」をネタに、ジャルジャル、アキナ、かまいたちの3組のお笑いコンビが笑い飛ばすコントにする。この春からスタートした関西ローカルの新番組だ。

今回のテーマは嫌な教師。かわいい女子生徒には優しく、男子生徒は大きな三角定規で叩くえこひいき教師、校長にごまをすり、出世しか考えていない教師、生徒にキレて単位を落とす教師を、3人の視聴者がVTRを交えてスタジオでののしる。なかでも、野口桜さん(26歳)が語った冷酷教師は飛びぬけてトリッキーだ。

講義中に気に食わないことがあると、「出て行け!」を連発する髪型がベリーショートの女性教師で、ある時、ソバージュのかかったウィッグをつけてきたので、野口さんは褒めるつもりで「先生、木の実ナナみたいですよ」といったら、猛烈に怒り出したという。「おい、お前、出て行け!」と怒鳴られ、以降は講義も受けられなくなり、単位を落としてしまった。

有名人に似ているというのが褒め言葉だと考える方も無神経で、ジャルジャル福徳は「もしかしたら、前日から家族に『木の実ナナ』って言われ続けてて、それが蓄積されて、野口さんのがラスイチの『木の実ナナ』だったのでは?」と皮肉った。

素人イジリ長すぎて、せっかくのプロの芸もったいない

もっとも、芸人たちが食いついたのは、教師の話より野口さん本人だった。無職で彼氏なし。どんなに小さなことでも、ハッピーと感じたことをスマホに毎日メモする「ハッピー日記」をつけているという。なんとものんきで、笑顔に曇りがない。

かまいたち濱家が「野口さん、いまも無職?」と尋ねると、「じつは仕事が決まったんですよ」と返ってきたので、スタジオが拍手で沸く。ところが、その仕事というのが海女さん。「泳ぐのがめちゃくちゃ好きだったから」だそうで、片っ端から電話して就職先をつかんだという。

番組自体は、かまいたちが「もう少し、嫌な教師」をコントで披露し、さすがに笑わせてくれる。いまや全国区で実力が認められている3組芸人が演じるのだから、外れはないが、視聴者のエピソードトークに尺が取られて、コントはわずか3分。もったいない。もう少し長めでお願いします!(4月21日深夜11時10分〜)

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