もはやタブーじゃない!?美容整形をしたら約8割は「カミングアウトOK」らしい
長らく告白することはタブーだった美容整形。しかし最近では水沢アリーさんや有村藍里さんなど、整形をポジティブにカミングアウトする芸能人が増えてきたように思います。とはいえもしあなたが実際に美容整形をした場合、みんなに公表するとはできますか?そしてあなたの友人や家族から整形したいと言われた時、ポジティブに捉えることができるでしょうか?
整形のカミングアウト、半数以上は「聞かれたら言う」
美容整形を施術する「東京イセアクリニック」では男女900人を対象に、美容整形に関するさまざまな価値観についてアンケート調査を実施。こちらによると「美容整形をしたい」と考えている人は全体の41.1%。一方「今も将来もしたくない」人は58.9%だそうです。まだまだ整形しない派が優勢ですが、同クリニックによるとポピュラーな整形のひとつ「目元(二重の埋没法・切開法など)」の術件数は2015年から2018年の間に約4.75倍も増加しているそう。その件数は本年度も過去を上回るペースで右肩上がりに増えているそうです。やはり美容整形に対するハードルは低くなっており、抵抗感は昔と比べると薄れてきていると感じます。
しかしそれを他の人に堂々と“カミングアウト”することができる人は、どのくらいいるのでしょうか?同調査がアンケートを行なったところ、以下のような結果となりました。
「絶対に言いたくない」という人は、「言ったら嫌われる」「恥ずかしい」とネガティブに考えているのでしょうか?
なんと半数以上は「聞かれたら言う」(53.5%)と回答。「抵抗なく言える」人も26.0%となり、全体の約8割はカミングアウトOKなのです。男女別で比較すると、男性のようがより隠したい願望が低く「抵抗なく言える」人は3割以上もいました。今回の調査は実際に美容整形の施術をしている機関なので、より肯定的に考える人が多い傾向にはあると思いますが、それでもかなりの数字です。
「脂肪吸引」や「シミ取り」だったら正直やってみたい!?
では自分はさておき、整形するのが友人や家族であっても、やはり賛成する人が多いのでしょうか?そこで同調査では「顔にコンプレックスを持つ家族・友人が『整形したい!』と言ったらどう感じますか?」と質問。結果は次のようになりました。
20代から10代は7割以上が「応援する」と回答。整形にほとんど抵抗感がないようです。
「反対する」が「応援する」を上回り55.9%。とはいえその差はわずか11.8%しかなく、まさに賛否両論の結果といえます。年代別にみると「応援する」と答える人は若い人ほど多く、10代では72.0%に。年代が上がるたびにその割合は減っていき、「反対する」が「応援する」を上回るのは50代になってからでした。つまり40代以下はおおむね肯定的に捉えているのです。
シワやたるみの改善なら、ぜひやってほしい!?
ちなみに人によっては「美容整形」というと、顔がガラッと変わる派手な整形をイメージする人も多いかもしれません。しかし実際の美容整形で人気が高いのは、顔の一部分をちょっと改良する“お直し”的なもの。以下は同クリニックによる施術の人気ランキングとなっています。
美容整形の施術人気ランキング
1位 目元の整形 33.2%
2位 シワの改善 25.4%
3位 シミ取り 22.4%
4位 皮膚のたるみ 20.3%
5位 鼻の整形 17.8%
6位 小顔形成 14.1%
7位 ホクロ除去 13.8%
8位 脂肪吸引 13.0%
9位 鼻の注入 12.2%
10位 目元の注入(涙袋) 11.6%
ランキングをみて「あれ?これも整形」と感じる人もいそうですが、整形はシミ取りやシワの改善といったエイジングケアも含まれているのです。「これだったらやってみたい」という人、けっこういるのではないでしょうか?
しかし少しのお直しをするうちに欲が出て「あれも」「これも」となり、歯止めが効かなくなるケースもありそう。そうなるとちょっと怖いので、きちんとしたアフターフォローも欲しいところです。
【調査概要】
調査主体:東京イセアクリニック
調査対象:16〜69歳の男女900名