大きな交差点の映像に「危ない、危ない、危ない」と小林春幸ディレクターの声がまじる。信号が赤なのに、3輪の電動アシスト自転車が進入し渡っていく。「スピードを緩めるだけで、止まろうとしません」

電動アシスト自転車の事故が多発している。自動車免許返納後の高齢者にも人気で、「楽です」(70代男性)、「坂でも上れます」(80代女性)と便利に使われているのだが、「とくダネ!」が東京・大田区の交差点でウオッチングすると、交通リールを守ろうとしない運転者がぞろぞろいた。

青信号が点滅を始めてもスピードを落とさずに進入する女性、まだ赤信号のうちに侵入し、青に変わったとたんにスピードを上げる男性もいる。

司会の小倉智昭「こういうVTRを見ると、高齢者は暗くなるけどなあ」

自動車運転免許証返納後の便利な足

去年(2017年)6月、愛知県蟹江町で電動自転車同士が出合い頭に衝突し、88歳男性が死亡した。自転車活用推進研究会の小林成基理事長は、「普通の自転車よりスピードが速いのに、止まって確認すべきところで止まらない」と警告する。いったん止まると、こぎだすのに力がいるため、高齢者は一時停止を嫌う傾向があるという。

キャスターの伊藤利尋アナ「一般自転車の出荷が減るのと反対に、電動アシスト自転車の出荷は増えています。高齢者運転の、これも社会問題です。免許返納後の生活をどう支えるかも考えないといけません」

小倉「僕はゴルフへ行くのに、最近は運転しない。となると、友人のスケジュールで行く日が決まる。時間があっても行けない。こんな状況をどうするかということだね」