統一地方選のひとコマ、市議選に同姓同名の候補がいるという珍事が、千葉県勝浦市であった。果たして結果はどうなったか。

勝浦市は房総半島の南端、人口1万7000人の漁業と農業が主の小都市だ。ここの市会議員選挙は、定数15人に17人が立候補したのだが、中に2人の「鈴木かつみ」がいた。本名の漢字では「克己」と「克巳」なのだが、届出名ではひらがなになったから、同じになっちゃった。こいつぁややこしい。

住んでいる町の名前が唯一の区別方法

市民も「ええーっという感じ」「混乱しますよね、同姓同名じゃ」「どっちも、かつみくんと読んでいるよ」と戸惑う。

初出馬の鈴木かつみ(克己)さんは60歳。もう1人(克巳)は3期目の現職で64歳。この2人、名前だけでなく、経歴も全く同じ。勝浦市役所の都市建設課の職員だった。現職市議のかつみさんが課長の時、新人のかつみさんは部下の係長だった。後輩の職員は「仲が良かったと思います」という。

ポスターを見ると、現職の「かつみ」さんは、名前の前に「うえの」とあって、新人の「かつみ」さんは「さの」という文字がある。これが区別のしるしだが、住んでいる町の名前だとか。これが唯一の区別の方法というわけだ。

街頭でも、互いに「うえの鈴木かつみとお書きください」「さの鈴木かつみです」と懸命に訴える。投票の際、余分な書き込みは本来無効になるが、今回は区別のために有効とするよう、選挙管理委員会が決めた。

ただし、特定の候補者への投票の仕方を呼びかけると、他の候補者が不利になる恐れがある、として選管では選挙期間中に呼びかけることはしなかった。

そして昨日(21日)午後10時47分、選挙の結果が出た。現職の「うえの鈴木かつみ」さんは788票で当選。新人の「さの鈴木かつみ」さんは241票で落選だった。

国分太一「こんなこと、あるんですね」

カンニング竹山(芸人)「地方では788票で当選しちゃう、すごいですね。(東京では)もう少し投票に行かないといけない。ポスター貼ってあっても誰1人わからない。もっと意識持たないと」

国分「意識はだんだん弱まっているというか」

堀尾正明「地方では、無投票も多い。立候補者がいないと」

ヤンヤン