全身の筋肉が徐々に動かなくなっていく難病ALS患者の高田泰洋さん(43)は、埼玉県吉川市の福祉課の職員から心ない発言を受けたとして、おととい16日(2019年4月)に弁護士とともに会見して、「くやしかった」と無念の思いを表明した。

先週12日、高田さんが申請している24時間態勢の介護サービスについて、3人の福祉課の職員が自宅を訪れ、必要な介護の程度を確認していた時だった。職員から「いま、寝返りはご自身でできますか」と聞かれたが、高田さんは手足が動かず、言葉も話すことができないため、半透明のボードに書かれた文字盤のひらがなを目で追って、意思を伝える。ボードの操作に手間取っていると、職員は「これ、時間稼ぎですか」と聞いた。

傍らにいた弁護士が即座に「違います」と答え、「なんでそういう態度になるのかわからない」と抗議する。「コミュニケーションに時間がかかることに、そういう言い方は心外ですよ」

職員は「わかりました」と言っただけだった。

「ただただ、くやしかった」

会見で代理人の弁護士は、「紛れもなく、公務員による心理的虐待です」「謝罪の言葉1つなく、反省もなかった」「高田さんだけではなくて、全国のコミュニケーション障害を抱えた方に対する侮蔑だ」と述べた。

高田さんは文字盤をにらんで、「ただただ、くやしかった」と意思表示した。

ALS患者の武藤将胤さん(32)は、「ALS患者はコミュニケーションに時間がかかったとしても、自分の言葉で思いを伝えたいというのは、みなさんと変わりません。職員のみなさんには、相手への想像力を持った対応を、そして謝罪だけでなく、改善をして、2度と同じことが起こらないよう協力をお願いしたい」という。

真鍋かをり(タレント)「福祉課の職員であれば、この病気を深く理解していないといけないですよね。配慮も徹底してないといけない立場なのに・・・」

司会の国分太一「市側はなんと言ってるの」

吉川市の福祉課は、「ALS患者を前にして不適切だった。しかるべき時期に謝罪したい」としている。

テリー伊藤(タレント)「でも、どうやったら改善できるか。謝罪の次がないですよ」