提供:週刊実話

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 「頬はコケ、痩せてはいたが逆に精悍な顔つきになっていた。いつものように目が泳いでいなかったのが印象的。本当は人見知りで気が小さく、素を隠そうと、いつもと違う自分を演じていた」(ドラマ制作スタッフ)

 4月4日、コカインを使用したとして麻薬取締法違反の罪で起訴されたピエール瀧(51=本名・瀧正則)被告が、保釈金400万円を支払い、23日ぶりに警視庁東京湾岸署から保釈された。

 同時に、所属していたソニー・ミュージックアーティスツを解雇され、今後は芸能界史上最高額と囁かれる10億円単位の損害賠償をどうするかが注目される。

 「一番怖いのが『アナと雪の女王』のオラフ役を務めていたディズニーです。子ども向けのドル箱作品に傷をつけられ、今年11月に世界同時公開が予定されている続編にまで影響が及ぶ。ソニーも一部を肩代わりするでしょうが、大半はピエールにのしかかってくる」(映画関係者)

 そんな瀧被告を巡って取り沙汰されているのが“海外への脱出計画”だ。現在、ドイツ・ベルリンへの移住に向け、水面下で準備を進めているという。

 「ドイツやイギリスなどのテクノシーンはドラッグに寛容。『電気グルーヴ』の相方である石野卓球(51)は、ドイツ音楽界の重鎮とパイプがあり、ピエールの逮捕直後にドイツへ渡っている。ピエール自身も、ドイツではパフォーマーやVJ(ビデオジョッキー)として有名なんです。向こうで活動を続け、ネットで楽曲販売するのではないか」(レコード会社プロデューサー)

 公判では、執行猶予判決が出る可能性が高い。そうなると、パスポートや渡航先の入国審査の問題も出てきそうだが、それまで瀧被告を支えることになるのが身元引受人の妻の存在だ。

 「周囲は離婚をすすめているが、妻は『絶対に別れない』と話している。彼女が自宅の近くで経営している“おでんバー”を細々と続けながら、夫を支えるつもりです」(芸能プロ関係者)

 家族の期待に応えるためにも、しっかり薬物を断ち、ミュージシャンとして再起してもらいたいものだ。