三人の冒険が大きな鍵になる? 『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』(原題)より
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 現地時間12日、映画『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード9にあたる最新作『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』(原題)のパネルが、アメリカ・シカゴで開催中の公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション・シカゴ2019」で行われ、脚本・監督のJ・J・エイブラムスが、同作にまつわるヒントを明かした。

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)から始まった新三部作の最終章にして、スカイウォーカー家を中心とした壮大なサーガの完結編となる本作。エピソード8にあたる前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は『フォースの覚醒』の直後からスタートしたが、エイブラムス監督によると、今回のエピソード9では「(前作から)少し時間が経過している」という。

 さらに本作では、主人公レイ(デイジー・リドリー)、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)、レジスタンスの若きリーダーであるポー・ダメロン(オスカー・アイザック)たちが共に冒険へと旅立つとのこと。「このグループが、共にアドベンチャーを繰り広げる。彼らの人間関係が大きな部分であり、見どころなんだ」。その言葉の通り、予告編にも三人とC-3PO、BB-8チューバッカらが共に旅をする場面が映し出されている。

 そんな本作について、エイブラムス監督と共に登壇したボイエガは「今作でフィンは、レジスタンスに自分のアイデンティティーを見出す。過去2作では、まだ彼は迷っていた。J・Jが『君は今回の展開を気に入るはずだ』って言ってくれたけど、本当だったよ。ついに俺はスター・ウォーズ映画に出たんだ! って感じた(笑)」と確かな手応えを感じている様子。

 また予告編には、レイが背後から迫るファイターを大ジャンプでかわすカットも。監督は「はっきり言うことはできないけど、優れたスタントコーディネーターのおかげで、みんなはすごいものが観られるとだけ言っておこう」とアクションにも自信。一方のデイジーは、レイが手にしたライトセーバーについて尋ねられるも「ルークにもらったライトセイバーは、まだあるとだけ言っておきましょう」と一言。前作で共に壮絶な運命をたどったカイロ・レンとの関係については「それは観てのお楽しみよ」と語るにとどめた。

 この日はそのほか、プロデューサーのキャスリーン・ケネディ、 オスカー・アイザック、整備士ローズ役のケリー・マリー・トラン、チューバッカ役のヨーナス・スオタモ、新キャラクター・ジャナ役のナオミ・アッキー、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズも登壇。シリーズ42年の歴史を振り返ったキャスリーンは、エンピソード9について「感慨深いわ。ジョージ・ルーカスのインスピレーションを受け継ぎながら、J・Jがさらにインスピレーションを与え、奥行きの深いものにしてくれたと思っています」と満足げに語った。(編集部・入倉功一)

映画『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』(原題)は12月20日より全国公開