カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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錬鉄のフェンス設置には許可も…「合意事項違反」で訴えられる

 カブスのダルビッシュ有投手が庭にフェンスを立てたことで隣人から訴えられたと地元紙「シカゴ・トリビューン」が報じている。

「シカゴ・カブスの先発投手ユウ・ダルビッシュと妻のセイコは3月末に近隣のカップルに訴えられた。西洋杉のフェンスを最近建てたことで、このエバンストンの隣人宅から見えるミシガン湖の眺めを遮った」

 記事ではこのようにレポート。ダルビッシュは昨年5月にミシガン湖畔にベットルーム6つ備える家を455万ドル(約5億円)で購入し、プライベート保護のために自宅の前庭と裏庭に高さ180センチ程度の木の塀を設置したが、隣人のエイラー夫妻は「合意事項違反」として、クック郡巡回裁判所に訴え出たという。

 エイラー夫妻と交わした合意では、フェンスは錬鉄の扉であり、木製のフェンスではなかったと記事ではレポート。また、2018年の中頃に聖子夫人らとエイラー夫妻が話し合いの場を持ち、その後ダルビッシュはエバンストンの審査会から42インチ(約1メートル)の錬鉄のフェンスを前庭に作ることへの許可を得ていたとも伝えている。

 記事によると、エイラー夫人はフェンスがあることで自宅1階からミシガン湖が見えなくなったと主張。2階からは湖を眺めることはできるが、「(1階から)見えるのはフェンス」だとして、以下のように語っているという。

「我々の願いは彼ら(ダルビッシュ家)と最高の関係を築くこと、そしてみんなの需要が満たされることでした。何か月間もそうしようと努力しました。我々は鉄製のフェンスと木のフェンスの差額も出すとオファーも出したのですが、彼らは拒否しました。夫と私にとって訴えることは難しい決断でしたが、我々の生活のクオリティと資産価値が間違いなく影響を受けているのです」

 次回法廷は7月29日に開かれると同紙は報じている。(Full-Count編集部)