紀平梨花(写真:Getty Images)

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11日よりマリンメッセ福岡では、フィギュアスケートの世界国別対抗戦が開催される。10日、テレビ朝日「報道ステーション」では、同大会に出場する紀平梨花のインタビューを放送。松岡修造氏が聞き手となり、彼女のトリプルアクセルについて掘り下げて尋ねた。

まず「トリプルアクセルはどんなジャンプなのか?」という問いに、「本当に確実に跳べるような2本揃うことも練習でも難しいジャンプ」と答えた紀平は「完璧に演技をするのはもう本当に集中しないと持っていけない」と続ける。

すると松岡氏は「僕らは見ててトリプルアクセルは梨花さん跳べるって勝手に(思っている)。そんな難しいジャンプじゃない感覚」と所感を述べ、紀平は「そうですね」と苦笑いを浮かべた。

それでも「本当に奇跡の繰り返し」と表現した紀平は、「何とか試合だけは合わすみたいなのを、練習以外で考えて学んだこととか、そういうことを何とか振り絞って奇跡にする。跳べたみたいな試合が多かった」とその難しさを説明。番組では、そんな彼女のトリプルアクセルを21回中11回成功と紹介した。

決して高くはない成功率だが、それでも紀平はトリプルアクセルについて「有難く、ちゃんと試合で入れて高得点を出させてもらっているので有難いジャンプでもある」と感謝の意を示す。

これを聞いた松岡氏が「今の段階で紀平さんはトリプルアクセルさんに何ていいます?」と尋ねると、紀平は「私、結構大雑把な性格でもあったのに、ここまで繊細で細くなったのもトリプルアクセルさんのおかげ」とキッパリ。その上で「試合の時に調整をうまく合わすことも本当に細かな差で、緊張しないっていう中にも何種類もあったり、気合を入れる中にも何種類もあるので、微妙なものを掴めるようになったのもトリプルアクセルさんのおかげかもしれない」などと分析した。