「やることをやってからキレろよ」

「守備しているし」

「してねぇよ!」

「してるよ!」

「自分だけそう思ってるだけなんだよ」

激しく口論をしているのは、サッカ―J1湘南ベルマーレの選手たちだ。不甲斐ない試合をした自分たちに憤り、本気の意見をぶつけ合っているのだ。監督の強い言葉もある。こうした試合後のロッカールームの映像が収められているDVDがいま大変な人気で、けさ10日(2019年4月)現在、Amazon DVDランキング1位だ。ちなみに2位は2016年版、3位は2017年版とトップ3を独占している。

諜裁監督「本気で言い合うことで信頼が生まれる」

ファンは「魂のぶつけ合いみたいな感じ」(20代女性)、「男の世界なのかと感じました」(50代女性)と話す。ファンだけでなく、ロシアワールドカップ日本代表の槙野智明選手も「チョウ監督の言葉の選び方や、選手同士のロッカールームの雰囲気、俺は好きだな。是非観る価値あるDVD」とツイッターで書き込んでいる。

ベルマーレの親会社「RIZAP」も、「DVDの内容を全社員の研修に生かしていきたい」と社員教育の一環に使う考えという。ベルマーレの広報は「サッカーに関係ない教育者の方や経営者の方からも反響がありました」と話す。

諜裁(チョウ・キジェ)監督は「人が本気で思っていることを言ったとき、その人の生き方が見えるし、それをお互いに受け入れて進んでいれば必ずそこに信頼が生まれる」と語っている。

選手たちのモチベーションはアップ

司会の国分太一「去年(2018年)、べルマ―レの練習を取材に行きましたが、(調篤弔)厳しく見える人もいるかもしれないけど、選手との関係性があるからこそ、あれだけ強いメッセージを伝えることできるんでしょうね」

原晋(青山学院大学陸上部監督)「アメリカのある教育学者が言っていますが、普通の教師は言わなければいけないことを言いますが、最も偉大な教師は相手の心に火をつけることだといっています。選手たちのモチベーションアップが大切なんですね」

選手の心に火をつける。なかなか簡単ではないだろう。