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 野上彩華(仮名・27歳)

 過去に交際していた彼は、都内のある駅から近いマンションに住んでいました。交通の便がよく、仕事に通いやすいから、そこに住んでいると思っていたのですが、想像もしなかった理由が判明し、絶句したことがあります。

 ある日、彼の家へ泊まり、一緒に朝を迎えた時のこと。いつもは電車が近くを通っていることもあり、防音タイプの窓がしっかりと閉めてあるのですが、その時期は夏だったため、朝起きると彼は窓を開けました。そして、2人で朝食を取っていると、突然、電車の大きなブレーキ音が聞こえてきたんです。すると彼は急いで、窓の方へ駆けていき「誰か飛び込んだんじゃないの〜!?」と満面の笑みで言うのです。さらに、手には望遠レンズのついたミラーレスカメラを持ち、線路の方を必死に覗いていました。

 その場所は、身を投げる人が多い駅でもあるのですが、彼に聞くと、事故があるたびに覗いているというのです。私はそんな事故現場など見たくないと伝えると、彼は「こんなワクワクする現場を最高の席で見れるのにもったいないな〜」と話していて怖くなりましたね。多分、あの人は事故現場を見るために、あのマンションに住んでいるんだと思います。

 普段からそういう過激な映像などを好む人ならば、ある程度覚悟はできますが、彼は大手企業に勤め、普段もおかしな趣味なんて全くない人だったんです。それだけに彼の行動はショックでしたし、その後は気持ち悪くなってしまい、マンションに行くこともできなくなりました。

写真・Michael | Ruiz