DAZNのプロ野球配信、カープとヤクルトの放映権は諦めず!
GEM Partnersの調査によると、2018年の定額制動画配信市場シェアでDAZNは4位。野球以外にも、サッカーやテニスなど、さまざまなスポーツコンテンツが視聴でき、月額1750円、DAZN for docomoなら980円という価格が好評だ。
●12球団の公式戦全試合配信に期待
DAZNは、前シーズンに巨人以外の11球団の試合を配信していた。そのため、今シーズンはヤクルトとカープが抜けた格好だ。2球団が抜けたものの、DAZNは巨人ファンを会員として新たに獲得できることを期待している。
しかも、現状では満足していない。担当者は、「ローンチ当初から、日本において野球の放映権獲得は常に重要だと考えており、今回、巨人のホーム試合を配信できるようになったことは大きな一歩。今シーズンはホーム試合を配信する球団数が減ったが、引き続き全ての野球ファンに楽しんでもらえるコンテンツを届けられるよう、努めていく」と、12球団の公式戦全試合配信を目指す姿勢だ。
試合の配信だけでなく、選手のインタビューなどオリジナルコンテンツも充実させている。地上波では放送できないような“とがった”企画で、野球ファンはもちろん、今まで野球に馴染みのなかったユーザーにも、野球を楽しさを訴求する。
DAZNは今後も、オフライン環境でも動画を視聴できる「ダウンロード機能」や、選手の成績を表示する「スタッツ機能」など、使い勝手を向上させる新たな機能を盛り込んでいくことでユーザー獲得を狙う。ポリシーである「Fan’s First」の視点から、全てのスポーツファンの期待に応える「スポーツの新しい本拠地」を目指していく。(BCN・南雲 亮平)
