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 愛知県高浜市新田町の名鉄三河線踏切で、60代の男性が運転する軽自動車が踏切内で立ち往生し、電車と衝突する事故が発生。男性の呆れた運転に、怒りの声が噴出している。

 事故が発生したのは3日早朝。名鉄三河線吉浜駅にほど近い踏切で、軽自動車が立ち往生する。そこへ知立発碧南行の電車が接近し、自動車と衝突した。なお、運転していた男性は直前に踏切の外に逃げたため、怪我はなかった。

 なぜ、このような事故が起こったのか。その理由は、男の身勝手な運転にある。男は警察の取り調べに対し、「前の車が停車していた。前の車が進むという感覚で踏切に車を入れたが、進むことができず遮断機が降りてきた」などと供述している。

 本来、自動車の運転者は踏切の先に車が停車している場合、渡らずに停止線で待つことが交通ルールとして義務付けられている。この男は、それを無視した運転を行い重大な事故を起こした。なお、当時周辺道路は渋滞しており、この男はバックをして踏切を立ち去ろうとしたが、後ろにも車がおり、立ち往生したのだという。

 さらに、男は「当時の状況について、電車が来たから『ダメだよ』と手を振った。近づいたから逃げた」となんともお粗末な行動を告白。踏切の非常停止ボタンを押す感覚はなかったのだという。この影響で名鉄三河線は約2時間運転を見合わせ、多くの人に影響が出た。

 男の身勝手な行動に、ネットユーザーからは「60だけど免許を取り上げるべきだと思う」「踏切内の前方が渋滞していたら中に入らないのは基本。バカすぎる」「恐らく名鉄から多額の請求が来る。人生詰んだね」「こういう自分勝手な人間のせいで多くの人が迷惑するのは許せない」との声が上がった。

 当然のことながら、渋滞で前にスペースがない場合は踏切内に進入してはならない。基本を忘れた男の代償は、かなり大きなものになりそうだ。