【韓流タイムズ】7500人に集計!! アジア各国別で最も人気の韓流スターは?

韓国国際交流振興院が昨年末、全世界16カ国の韓流コンテンツ経験者7500人を対象にオンライン・アンケート調査した『2019海外韓流の実態調査』によると、「BTS」と「イ・ミンホ」が一番好きな歌手、俳優であることが明らかになった。

BTSはアジア圏よりも北米や欧州、豪州、南米で圧倒的な人気を見せていて、現在社会服務要員として服務中の俳優イ・ミンホは、日本と台湾を除いた14カ国で1位の人気だった。

全世界的に最も好まれている歌手はBTS(10.3%)、PSY(6.9%)、BLACKPINK(3.8%)、BIGBANG(2.5%)、EXO(2.3%)の順だった。

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俳優はイ・ミンホが8.6%の支持で1位になったなか、ソン・ヘギョとコン・ユが並んで2位(2.4%)、ソン・ジュンギ(2.1%)、イ・ジョンソク(1.9%)が後に続いた。

イ・ミンホ

韓流の最大の消費市場だったが、2016年にTHAADの影響で急激に関係が萎縮されていた中国内の韓流人気は、昨年から復活の兆しを見せている。

中国の歌手部門では、BIGBANGとEXOが9.4%の支持で同率1位となり、少女時代(7.2%)が3位になった。BTSは6位(6.4%)だった。

俳優だが歌手としても活動したイ・ミンホが、俳優部門1位(8.2%)および歌手部門5位(4.4%)に上がったことが目を引く。イ・ミンホとドラマ『青い海の伝説』で呼吸を合わせたチョン・ジヒョン(8.0%)が僅差で俳優部門2位を、『太陽の末裔』のソン・ヘギョ(7.2%)とソン・ジュンギ(6.6%)がそれぞれ3、4位だった。

日本では歌手部門と俳優部門で対照的な結果に

2000年代序盤の韓流ブームの震源地だった日本では、日韓両国の政治外交的葛藤から端を発した“嫌韓流”の最中であっても、韓流ファンが10万人台から30万人台になるなど爆発的に増えたという。

ファンの忠誠度が高い日本では、歌手部門で東方神起やガールズグループの根強い人気が目立つ。

TWICEが1位(10.8%)、現在はソロ活動中のKARAが2位(9.0%)、東方神起が3位(7.0%)、BTSが4位だった。 

俳優部門では錚々たる若い俳優たちを抑えて、ドラマ『冬のソナタ』の元祖韓流スターであるペ・ヨンジュンが1位(6.6%)、チェ・ジウが3位(2.6%)となり、イ・ビョンホンは2位(4.6%)で、4位にチャン・グンソク(2.2%)、5位にイ・ミンホ(1.4%)が入った。

ペ・ヨンジュン

「限韓令」以降、中国に代わって中華圏の韓流ブームを牽引した台湾では、歌手部門で台湾出身メンバーのツゥイがいるTWICEが1位(12.6%)で、2位に少女時代(8.2%)、3位がBTS(7.6%)となった。ツゥイは4位(3.2%)にも入っている。

俳優部門ではドラマ『トッケビ』のコン・ユが1位(6.0%)、イ・ミンホ(4.6%)が2位、ソン・ヘギョ(3.8%)が3位だった。

意外に知られていない東南アジアと中東での韓流人気

東南アジアや中東は、東アジアとは少し変わった結果となっている。

中国市場の代替地として浮上したタイでは、タイ出身のクンピムック・プワクルが属するGOT7が1位(10.4%)、同じくタイ出身のリサが属するBLACKPINKが2位(9.0%)、EXOが3位(4.8%)だった。

俳優部門ではイ・ミンホ(9.6%)、ソン・ジュンギ(5.4%)、RAIN(4.0%)が1〜3位にランクされた。

マレーシアの歌手部門は、BTSが1位(14.8%)、BLACKPINKが2位(12.4%)、BIGBANGが3位(9.2%)だった。

俳優部門では、イ・ミンホ(14.2%)、ソン・ジュンギ(5.6%)、ソン・ヘギョ(4.6%)が1〜3位となり、SBSの看板バラエティ番組『ランニングマン』のイ・グァンスが4位(3.8%)、ソン・ジヒョ(3.6%)が5位になった。

TWICE

ベトナムとともに新興韓流市場として急成長中のインドネシアでは、歌手部門でBLACKPINKが圧倒的な支持で1位(25.6%)となり、その後をBTS(12.4%)、SUPER JUNIOR(10.2%)が続いた。俳優部門はイ・ミンホ(25.8%)、ソン・ヘギョ(6.4%)、ソン・ジュンギ(2.8%)の順だった。

UAEではBTS(13.5%)が歌手部門1位。PSY(5.8%)、MOMOLAND(3.0%)、EXOとSHINee(ともに2.5%)、G-DRAGON、IU、2NE1出身のパク・サンダラ(1.5%)の順だった。

俳優部門はイ・ミンホ(16.5%)に続き、ソン・ヘギョ(2.5%)、コン・ユ(2.3%)、パク・シネ(2.0%)、イ・ジョンソク(1.5%)の順だった。 (つづく)