中国メディアは、日本で働きたいと考えているのであれば、日本の職場で「タブー」とされていることを理解しておくべきであると読者に伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 住んでいる国や地域が異なれば、職場環境や仕事の際にタブーとされることも異なってくるものだ。近年、日本で働くことを選ぶ中国人や、日本留学中にアルバイトをする中国人も多いため、日中の職場環境の違いに多くの中国人が関心を抱いているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本の職場でタブーとされること」という主題の記事を掲載し、日本の職場で行ってはいけないことを紹介している。

 記事はまず、日本で働きたいと考えているのであれば、日本の職場で「タブー」とされていることを理解しておくべきであると読者に伝えた。ではどのようなことが日本の職場で「タブー」とされているのだろうか。記事は、仕事中に同僚との無駄話は避けるように強調している。中国では、自分の仕事がなければ同僚とおしゃべりしていたり、スマホをいじっていたりすることは普通に行われているため、たとえ時間が空いていたとしても無駄話をしてはならないと強調した。

 また、日本人は謝ることが習慣となっていて、自分が間違いを犯していなくても謝るため、間違いを犯してしまった場合、謝らずに「言い訳」をすることはしてはならないと伝えた。さらに、食品を扱う職場であれば「衛生」に注意を払う必要があり、食品を扱う前に手をアルコール消毒し、しかもトングなどを使用する必要があると紹介した。

 そのほか、タブーとまではいかないものの、日本人と話をする際には「相手の目を見て話す」ことが大切だとし、目を見ないで話すのは良くないと強調。また、相手の「語気」や「表情」を読み取る能力も大切であり、相手の感情に配慮した行動が必要だと紹介した。

 中国でも職場ごとに様々な決まりや要求があるが、ほとんど守られていなかったり、日本の職場のように細かいことは気にしていないことが多い。それゆえ、中国人が日本で働く場合には、自国の規律とのギャップに驚くことだろう。結果が同じなら手段については細かくないのが中国人の考え方だが、日本へ来て働くことになった場合には、日本のルールをある程度理解しておくことは、仕事をスムーズに行ううえで必要なことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)