タイのリゾート地で、30日(2019年3月)、日本をターゲットにした振り込み詐欺のアジトと見られる事務所が摘発され、日本人の男15人が、不法就労の疑いで一斉逮捕された。

事務所の中からは、数十台の固定電話、「消費者斡旋トーク」などと日本語で書かれた電話マニュアル、目標達成グラフなどが見つかった。タイ警察は男らが日本にいる高齢者女性をターゲットにした振り込め詐欺を働き、500人以上からおよそ9000万円をだまし取ったとみている。

「海外で高額バイト」に釣られたメンバーも?

アジトがあったのは、パタヤビーチがあるアジア有数のリゾート地で、セキュリティゲートを通らないと入れない、立派な豪邸が立ち並ぶエリア。男らは2か月ほど前からプール付き5LDKの一軒家を家賃約23万5000円で借りていたという。

記者の取材に対し、「これやばいってー」「メディアやん」「うふふふ」「コップンカ(タイ語でありがとう)」などとへらへら笑いながら、ふざけた返しをする男ら。年齢も22〜54歳と幅があるが、どういうつながりなのか。

詐欺に詳しい専門家によると、日本人のメンバーは「海外で高額バイト」「無料で海外に行ける」などとうたったネット掲示板で募集されるという。中には「リゾート地でのバイト」という甘い感覚で参加した男もいるかも知れない。

司会の羽鳥慎一「不法就労でまず逮捕されましたが、今後詐欺で捜査が進んでいくのでしょう」

山口真由(米ニューヨーク州弁護士)「外交ルートを通じての捜査なので、色々難しいでしょう。海外に拠点が移っているということで、これからは海外の警察との緊密な連携が必要になってくるでしょうね」

玉川徹(テレビ朝日社員)「(アジト内は)雑魚寝で劣悪な環境だったと言います。甘い言葉で連れていかれ、パスポートも取り上げられて帰れなかったのかも知れません」