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 伊波沙耶(仮名・24歳)

 私は1人暮らしをしているのですが、ある日、ベッドで寝ていると突然、体の上に誰かが跨ってきました。気がついた時には、相手の手で口が塞がれており、悲鳴も上げられない状況です。また、その場から逃れようと必死にもがくも、重さでどうにもなりませんでした。すると相手は、小声で「騒ぐと大変なことになるぞ。おとなしくしとけよ。もう諦めろ」と何かを私の首に当てました。暗くてよく見えなかったのですが、多分ナイフのようなものを当てていたんだと思います。

 私は恐怖で体が震え、相手の要求に従うしかありませんでした。その男は、私の服を脱がし、体を愛撫した後、ズボンを下ろしました。その頃になると、目が慣れてきて、相手の顔を見ると、目出し帽をかぶっていました。またその時、相手は行為の直前、律儀に避妊具を装着。そういう状況だと、犯罪者は生でやるというイメージがあったので、そのことはよく覚えています。

 そして、私は必死に耐え、行為を終えた後、相手は「絶対、警察に言うなよ」という言葉を残し、そのまま部屋を出て行きました。その場でしばらく呆然とし、一刻も早く相手の体液を落としたいとシャワーに行こうとしたのですが、付着したDNAが何かの証拠になるかもしれないと、思い留まりました。そして、警察に電話しようとスマホを手に取った時、彼氏から着信。その電話を出ると、「テッテレー! さっきの俺でした〜!」と能天気な声が聞こえ、殺意を覚えましたね。彼は合鍵を使って侵入したようです。私は「こういうの本当やめて。警察に電話するとこだったよ」と、もう怒る気力もなくただ脱力した状態で、叱りました。でも、彼は「え、危な。でも、たまにはこういうのも興奮しない?」と、全く反省の色はなかったです。

 その男とは別れましたが、もう誰かと交際しても合鍵は渡せなくなりました。

写真・Wetsun