山口県下松市の県立下松工業高校で、1年生男子のクラス全員40人が担当教師の懲戒免職を求める嘆願書を県教育委員会に提出していたことが分かった。40代の男性教師は昨年(2018年)10月、一人の生徒をバリカンで丸刈りにし、その後も「お前は病気だ。精神科へ行け」「お前が来るのは学校ではなく、病院だ。受けるのは授業ではなく、治療だ」などと暴言を浴びせた。

生徒は昨年12月に学校を休み退学届を出したが、受理されず、状況は変わらなかったという。この生徒だけでなく、他の生徒もふだんから「ばか」「ボケ」「アホ」などと繰り返し、今年2月(2019年)26日に生徒と保護者39人で嘆願書を出した。

生徒・保護者への説明でも謝罪せず「記憶がない」

県教委は今月(2019年3月)15日、生徒と保護者を対象に説明会を開き、担当教師は「成長をしてほしいという願いがあったが、その気持ちが暴走した部分があり、申し訳なく思う」と語ったが、生徒によると、ほとんど頭を下げることもなく、暴言については「覚えがない」「記憶がない」と繰り返し、納得できなかったと話している。

この教師はきのう26日に人事異動で別の学校に移ることになった。県教委は「今回の人事異動と今後の処分は別問題」といっている。

「あまりにもひどすぎる」と声を上げた生徒たち

司会の加藤浩次「先生を代えてほしいというのではなく、懲戒免職、先生をやめてほしいと言っているんですよね」

取材したリポーターの阿部祐二「教師の言葉を誰も指導、しつけと思っていません。生徒たちは勇気を出して、よく声を上げたものだと思っています。それまでは、担当教師に嫌われたら就職に影響すると心配し、声が上げられなかったのです」

宮崎哲弥(評論家)「教育現場から去ってほしい。そうしないと安心できない。そういう気持ちが嘆願書に込められていると思います」

県教委は「実態を把握して確認して、適切な対応をしていきたい」といっている。