数少ないチャンスを活かして決勝ゴールを挙げた中島。そんなテクニシャンを擁する森保ジャパンを、南米メディアはどう見たのか? 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 神戸のノエビアスタジアムで行なわれたキリンチャレンジカップ、南米の古豪ボリビア代表との一戦に臨んだ日本代表は、虎の子の1点を守り抜いて辛くも勝利した。

 立ち上がりから香川真司や乾貴士、宇佐美貴史らを中心に、圧倒的なボール支配でボリビアを押し込んだ日本だったが、中盤をコンパクトに保ちつつ、ゴール前を手堅く固めたボリビア守備網を崩すには至らない。

 結局、攻めあぐねてスコアレスで前半を折り返した日本は、後半に動く。森保一監督は61分に中島翔哉、堂安律、さらに南野拓実、柴崎岳らを矢継ぎ早に投入して打開を図り、76分にようやく均衡を破った。

 堂安を起点にしたカウンターから3対2の局面を創出すると、最後は南野のパスをペナルティーエリア左で受けた中島が、右足で豪快にゴールのニアサイドを射抜いた。試合はこれが決勝点となり、日本が1-0で辛勝した。

 このゲームについてマッチサマリーで論評したのは、アルゼンチンの全国紙『Ole』だ。6月に開催されるコパ・アメリカに向けて、ライバルたちの戦況を追っている同紙は、まずボリビアについて次のように綴っている。

「ボリビアには、何も残らなかった。ゼロだ。元ボカのGKカルロス・ランペの奮闘によって大敗こそ避けたが、コパ・アメリカ前、最後の実戦で何も爪痕を残すことはできなかった」

 一方、招待国として南米の一大コンペティションに参戦する日本について、『Ole』はそのゲーム内容を以下のように論じた。

「ゲストとしてコパ・アメリカに参加する日本は、ボリビアを相手に意のままに試合を支配した。乾と香川という実力派が、ロシア・ワールドカップ以来、初めてスタメンとしてピッチに立った日本は、後半に本来の主力たちをピッチに送り込み、中島が速攻の機会を逃さなかった」

 6月にブラジルで開催されるコパ・アメリカで、日本は17日に第1戦をチリと、20日にウルグアイと、そして24日にエクアドルと、グループリーグを戦う。いずれも強敵揃いだが、いかなる結果を残せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部