名実ともに韓国の大黒柱となっているソン・フンミン。そんなエースの行ないが物議を醸している。 (C) Getty Images

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 現地時間3月26日、ソウルで行なわれた親善試合で、韓国代表はコロンビア代表を2-1で破った。

 南米の強豪を本拠地に迎えた韓国は、17分にエースのソン・フンミンがドリブル突破から強烈な右足でのミドルシュートを決めて先制に成功。49分にルイス・フェルナンド・ディアスの同点ゴールを許したが、58分にイ・ジェソンが左足のミドルで勝ち越しゴールをゲットした。

 その後、試合終盤にハメス・ロドリゲスとラダメル・ファルカオという両エースを投じたコロンビアの猛攻を凌ぎきって快哉を叫んだ韓国は、22日に行なわれたボリビア戦に続く連勝で代表の3月シリーズを締めくくった。

 しかし、エースが取った行動が物議を醸している。試合終了直後、ソン・フンミンがコロンビアの選手に向かって、自身の口元に手を近づけ、その手をパクパクとさせて、「お喋りだ」と言わんばかりの挑発的な仕草を見せたのだ。
 

 この攻撃的なジェスチャーをしたのには理由がある。遡ること2017年11月。水原で親善試合を行なった両者は激しく衝突。その最中、コロンビアのエドウィン・カルドナが、キ・ソンヨンに対して、両手で目をつり上げるアジア人への差別的行為をしたことでよりヒートアップしていたのだ。

 そうした過去の対戦からの背景もあって、熱くなったソン・フンミンが、今回のような挑発行為に及んだ可能性がある。ただ、コロンビア・メディアは韓国代表エースの仕草に怒り心頭な様子だ。

 コロンビアのテレビ局『Canal 1』は、「ソン・フンミンは自らの良い成果を台無しにした。呆れたジェスチャーだ」と酷評。さらにコロンビア紙『Publimetro』は、「酷いジェスチャーである。これが『アジアの虎』の姿である」と皮肉った。

 いかなる理由があるにせよ、ソン・フンミンの行動は弁護のしようがない。チームが強敵コロンビアとの激闘を制していただけに、後味の悪い形となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部