笑顔で調整するMF乾貴士

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 ロシアW杯でも日本代表の武器となった元C大阪コンビが同時先発する。森保一監督は26日のキリンチャレンジカップ・ボリビア戦(ノエスタ)に向け、22日のコロンビア戦(●0-1)から先発を総入れ替えする考えを明らかにした。2列目の左にはMF乾貴士(アラベス)が入り、トップ下ではMF香川真司の先発が濃厚だ。

「(香川)真司とはずっとやっている。セレッソ時代もそうだし、代表でも自分が入ったときには一緒にやってきた。感覚的に合う選手だし、楽しい。そこを明日も出せれば」。乾は08年6月から10年6月までともにC大阪でプレーした元チームメイトとの連係に自信を見せた。

 一方、左サイドで縦関係を組むことが予想されるDF安西幸輝とは初のコンビになる。コロンビア戦の後半44分から途中出場し、A代表デビューを果たした安西だが、スタメンなら初めて。「緊張もすると思うし、いろんなプレッシャーもあると思う。自分はベテランなので、そういうところも助けてあげたい」とサポートを約束する。

 安西だけではない。コロンビア戦からスタメンが総入れ替えとなれば、MF橋本拳人とDF畠中槙之輔が先発デビューとなり、FW鎌田大地も代表初先発。香川、MF宇佐美貴史、MF小林祐希、DF西大伍も森保ジャパンでは初先発だ。

 それでも「代表に来るレベルの選手なので。やっていけば合わせていける選手たちだと思う」と不安はない。「(左サイドバックに安西)幸輝が入るなら幸輝の良さを出したいし、(1トップでの先発が濃厚な鎌田)大地もそう。いろんな選手の良さを出してあげられれば」と誓った。

 自分自身の立ち位置も理解している。サイドハーフはMF中島翔哉、MF堂安律、宇佐美、MF原口元気、MF伊東純也というライバルがひしめく激戦区。「1試合1試合アピールしないといけない状況。若い選手が出てきて、自分のポジションがなくなってもおかしくない。アピールできなければ明日が最後になるかもしれない」。そう危機感を持ちながら、「あまりそういうことは考えずに楽しみたい」という原点も忘れてはいない。

「勝つことしか考えていない。しっかり勝てるように、いい準備はできているので、あとは試合をやるだけ」。30歳のドリブラーは静かに闘志を燃やした。(取材・文 西山紘平)