23日(2019年3月)さいたまスーパーアリーナで行われたフィギュアスケート世界選手権男子フリー。ケガから4か月ぶりの復帰となった羽生結弦(ANA・24歳)とネーサン・チェン(米・19歳)の対決は4回転ジャンプが連続する異次元対決となった。

ショートプログラムで3位と出遅れた羽生選手だが、フリーは完璧な演技で300.97と今季世界最高得点を叩き出す。しかし、直後に演技したチェン選手は323.42と最高得点を更新、昨年(2018年)のミラノ大会に続いて世界選手権連覇を達成した。

チェンの完璧な演技に羽生ファンも納得

大会後、羽生選手は「尊敬したいと本当に心から思えた。負けているのにすがすがしくて気持ちいい。その感覚が初めて」とコメント。一方、チェン選手も「羽生選手の頑張りを見て、自分も負けないように上を目指せる。この競技は本当に素晴らしい」と健闘を称えあった。

会場で観戦していた安藤美姫さんは「今の時点で完成されていて、その最高潮のものを世界選手権という大舞台で出した。今回のチェンには誰も勝てないなという空気感があった」と語った。羽生選手のファンも「しょうがない。納得。あの演技見たら」と脱帽した。

ライバル対決の今後のポイントは4回転ジャンプ。6種類あるジャンプのうち、羽生選手は4種類、チェン選手5種類をすでに公式戦で成功させている。羽生選手は「アクセルがんばります、ルッツもがんばります、フリップがんばります」と、ルッツの完成度を高めるとともに、まだ成功していない4回転フリップと4回転アクセルへの挑戦を表明した。

司会の加藤浩次「羽生選手の演技が終わって、やったなーと思ったら、チェン選手がさらにその上に」

近藤春菜(お笑いタレント)「チェン選手の演技が終わった直後に、羽生選手が『悔しい、かっこいい』とずっと言っていた。あれは完全にスイッチ入りましたね」

加藤「新ジャンプをやるぞ、といっても本番でうまくいかないと意味がない」

杉山愛(元プロテニス選手)「シンプルできれいに回るので簡単なようにみえるけれどとても難しい。ただ、このレベルをやらないと世界の頂点を狙えなくなってきている」

加藤「羽生選手オリンピック2連覇して、今後どこにモチベーション持っていくというときに、こういうライバルが出てくるのは大きい」

杉山「(五輪を)2回とったあとは自分のために滑ると言っていたが、これだけの最強のライバルが出てくると、これから磨いてくる」

みっちゃん