U-22日本代表FW田川亨介(FC東京)

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[3.24 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第2節 日本6-0東ティモール]

 自身が得たPK。ストライカーとして譲るわけにはいかない。U-22日本代表FW田川亨介(FC東京)はペナルティースポットへと向かったが、左足から蹴り出したボールは枠を外れてしまった。

 22日に行われた第1節マカオ戦では8-0の大勝を収めたものの、前半を0-0で折り返したことで難しい試合としてしまった。しかし、東ティモール戦では試合の流れを大きく左右する先制点を早い時間帯で奪うチャンスが訪れる。前半13分、自陣からボールを運んだMF久保建英(FC東京)が左に展開したパスをMF杉岡大暉(湘南)がダイレクトでゴール前に送ると、PA内に走り込んだ田川が相手GKのファウルを誘ってPKを獲得する。

 キッカーを務めるため、GKと対峙した田川は「思い切り蹴ろうと思った」ものの、前方を見ると「ゴールが小さく見えて、今日はヤバいなと思った」という。「けど、思い切り蹴るしかない」と意を決して放ったシュートは大きく枠上に飛んでしまった。

 先制の絶好機を逃してしまったが、ここで下を向かなかった。同24分、右サイドからMF久保が送ったクロスをファーサイドのMF板倉滉(フローニンゲン)が折り返すと、ゴール前の田川がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、先制点を記録した。「ゴール前に常に入っていくのがゴールへの近道だと思う。いつでも折り返しのところは狙っているし、あれは滉くんの折り返しがドンピシャで良いボールだったので、うまく合わせられて良かった」。

 しかし、やはりPK失敗には悔しさが残ったようで、「こういう試合では、ああいうのがすごく大事になってくると思っていたけど…。決めていれば、気持ち的にももっと楽な展開になっていたと思うので、すごく後悔があります」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)