2得点を奪ったU-22日本代表MF久保建英(FC東京)

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[3.24 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第2節 日本6-0東ティモール]

 鮮やかに、そして豪快にゴールを射抜いた。U-22日本代表MF久保建英(FC東京)は、同代表初得点を含む2ゴールを奪って6-0の勝利に貢献した。

 40度近い酷暑の中での試合。22日の第1節マカオ戦では後半33分からピッチに送り込まれていた久保は、2試合目の出場となったが「暑さは分かっているつもりだったけど、スタートからは違った戦い。外から見ているよりも足も止まるし、ボールも負えない。この時期に日本でできている当たり前のことがちょっと難しいと感じた」ようだ。

 だが、序盤から積極的にゴールに迫る。前半24分には中央突破したMF長沼洋一(愛媛)のパスを右サイドで受けると切れ込んでシュート。そして同28分には左サイドからMF杉岡大暉(湘南)が送ったクロスがファーサイドまで流れてくると、軽やかなリフティングから左足ボレーを放つなど、得点にはつながらなかったもののフィニッシュまで持ち込んだ。

 そして、1-0とリードして迎えた後半9分に久保が魅せる。FW田川亨介(FC東京)がファウルを受けてFKを獲得すると、キッカーを務めたのが久保。左足から蹴り出したボールは鮮やな軌道を描いてゴール左下へと向かうと、横っ飛びしたGKの手に触れることなくネットを揺らし、自身同代表初ゴールを記録した。本人は「狙いはあそこを狙った」ものの、「軌道が見えていなくて入ったと思っていなかったし、弾かれたと思っていた」と振り返ったが、仲間が駆け寄ったことでゴールを確信して喜びを分かち合った。

 さらに後半30分に再びゴールを陥れる。左サイドの杉岡からのクロスにファーサイドで反応。「杉岡選手に自分のところを見ていてと言っていた」というボールは久保の元へピタリ。「すごくいいボールが来た。トラップして打った方がちょっと強いボールが打てると思ったので、蹴る振りをしてうまくトラップできた」とワンタッチ目で寄せてきた相手をかわすと、左足の豪快なシュートを突き刺して自身2点目を記録した。

 今代表初得点を含む2得点に「次の試合に弾みをつけられる」と語ると、「1点より2点、2点より3点、点が多い方がいいので、そういうところでしっかり自分を出せていければいい」と26日に行われる第3節ミャンマー戦へと向かう。

(取材・文 折戸岳彦)