いとこと恋愛関係に!そのとき、起こることとは?経験者のエピソード

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先日、ついに最終回を迎えた『はじこい』こと『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)。アラサーの崖っぷち塾講師・順子と、彼女を取り巻く3人の男性の恋愛模様を描いたドラマでしたが、その中の1人・雅志と順子はいとこ同士。

一般的にはタブー視されやすい親族同士の恋。でも実際に、血縁者と結ばれたケースは存在するのだとか。リアルなエピソードを覗き見してみましょう。

■いとこにキュンとした経験はある?


たとえ親戚でも恋に落ちることはあるのか、女性のみなさんに聞いた本音をご紹介します。

「全くありません!家族ぐるみの付き合いも多いから、兄弟みたいな感覚です」(25歳/美容師)

「男らしくなった姿を見ると、正直ちょっとドキッとする瞬間はあります。でも、付き合いたいとは思いません」(24歳/事務職)

「小さい頃は『○○くんと結婚する〜』って言ってたらしいです。今となっては、その頃は好きだったのかな?覚えてないなぁ…程度ですね」(26歳/銀行員)

「私じゃないけど、親戚にいとこカップルがいます」(27歳/ヨガインストラクター)

やはり血縁関係にあると、なかなか恋愛対象としては見られない様子。仮にときめく瞬間があったとしても、無意識のうちに「なんとなくダメだ」という理性が働くようです。

しかし、法律的に結婚できないのは3親等まで。いとこは4親等なので、法で禁じられているわけではありません。

では親戚と恋に落ちると、どのような未来が待っているのでしょうか。「親戚にいとこカップルがいる」と答えてくれた方に、その続きを聞いてみました。

■身近で「いとこ婚」を目撃したAさん


Aさんは親戚の集まりで、叔母(55歳/主婦)がいとこ同士で結婚したことを知ったそう。詳しく教えてもらいました。

◎恋愛感情はいつから?



「叔母は『子どもの頃から、お互いに異性として見てた』と言ってました。タブーな認識はあったみたい。他の人と付き合って、カモフラージュしようと頑張ったこともあったそうです」

◎親をどう説得した?



「よく『血縁者との結婚で心配なのは、生まれてくる子どものこと』と言われてますよね。祖父母もそこが不安だったらしく。それでも叔母たちは夫婦の形にこだわって、どうしても籍は入れたかったんだとか。子どもは作らないこと、自営業なので跡取りのために養子を迎えること、このふたつを条件に認めてもらったようです」

◎結婚してどう?



「小さい頃から知ってるふたりなので、夫婦の絆も強く見えます。養子を迎えた後に実子も授かりましたが、結果的に問題はありませんでした。とても仲のいい家族ですよ。新しい親戚付き合いがない分、ラクな面もあるみたい」

法的に禁止されていないので、子ども同士が選んだ以上は強く反対できない、という親御さんもいるんですね。元の関係が近いだけに、うまくいけばメリットもたくさんあるのかもしれません。

次は、親を説得しきれず、秘密の関係を続けている方のエピソードもご紹介します。

■いとことの結婚を諦めたBさん


次にご紹介するのは、自身がいとこと恋愛中のBさん(30歳/事務職)のエピソードです。

◎恋愛感情はいつから?



「うちの親戚は頻繁に会う関係ではなく、いとことは、小学生以来顔を合わせていませんでした。大学生になってから冠婚葬祭で再会したので、私にとっては普通の出会いと変わらない感覚で…気がついたら好きになっていて」

◎親は説得できた?



「私の母親と彼の父親が姉弟なのですが、仲が悪いんです。しかも世間体を気にするので、もちろん猛反対されました。絶対に許してもらえません」

◎その後どう?



「一緒にいられれば幸せという共通認識で、入籍にはこだわらないことにしました。お付き合いは続けています。親には内緒ですけどね。ずっと独身でも構わないかな」

まったく血縁関係のない人との恋愛に比べると、諦めざるを得ないことも増えるかもしれません。けれどBさんは、自分の気持ちに正直に生きていることで幸せいっぱいのようでした。

■幸せの形は人それぞれ


ドラマでは最後、順子が雅志に「結婚につながる好きではない」と、恋愛としての好意は抱けないことを伝えていました。たとえ法律で認められている範囲であっても、血縁者との結婚は簡単ではなさそうですね。

しかしAさんのエピソードにもあったように、幸せをつかんでいる人もいます。ふたりの気持ち次第かも!?