A代表デビューを飾ったMF安西幸輝(鹿島)

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 日本代表デビューから一夜明け、DF安西幸輝(鹿島)が語ったのは国際試合とJリーグの違いだった。アディショナルタイムを含めて5分強の出場時間ではあったが、今後のサッカー人生に向けた大きなマイルストーンとなったようだ。

「短時間だったので分からないけど、代表はスピード感が違うし、Jリーグと違うサッカーをする。そこに対応できないと今後は戦えないし、ここに呼ばれたらそういったスタイルに変えないといけない」。

 安西はキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(●0-1)の後半44分、DF佐々木翔(広島)との交代でA代表初出場。直後には東京Vユースの先輩MF中島翔哉(アルドゥハイル)から「自分を使ってくれたのですごく嬉しかった」というスルーパスに抜け出す場面も見せた。

 だが、その場面では相手ディフェンダーにボールを突かれ、クロスを挙げるには至らず。唯一とも言える見せ場を好機につなげられないままタイムアップを迎え、試合後は自身の課題ばかりを感じていたという。

 そのなかでも引っかかったのは、Jリーグと国際舞台の違いだった。

「ボールを落ち着くところがJリーグ。セットした状態から攻撃が始まる。ただ、代表のサッカーって、コロンビア代表を見ていても思ったけど、前の選手がどんどん連動して、相手がセットできない状態で崩していく。前に入るスピードが早いので、後ろもオーガナイズして崩さないといけない。そこがちょっと大変かなと思う」。

 この日の取材対応ではたびたび「時間が短かったので分からないけど……」という前置きを強調していた安西。ならば次は先発出場のチャンスをうかがう形になるが、「できるだけ多くの選手を使いたい」という森保一監督の言葉を鑑みれば、ボリビア戦(26日、ノエスタ)ではそのチャンスもありそうだ。

 コロンビア戦のサブ組が先発に並んだ場合、右サイドバックは昨季まで共にプレーしていたDF西大伍(神戸)。「一緒にやることが多かったし思い切りやりたい」というコンビで「試合に出られたら結果を出したい」と意気込む。まず1試合、待望の初陣で感じた課題を次の試合に生かしていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)