日本との対戦に向けて、入念に分析をしてきたカルロス・ケイロス監督。縦パス対策が奏功した。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表は3月22日、コロンビア代表に0−1の敗戦。16対9とシュート数で上回りながらもゴールを奪えず、一方でコロンビアには少ない決定機をモノにされた。
 
 コロンビア代表のカルロス・ケイロス監督は振り返る。
 
「我々コロンビアにとってはいろいろなものが見えてきた試合でした。これから長い間仕事をするにあたって、いくつかの課題と、出来ているものが見えた。その点で良い試合になりました。コロンビアの出来に関しては、前半は選手たちがものすごく高い集中力を維持して組織的にやってくれた。後半はリードを取って勝つことができた。監督として満足している」
 
 2011年4月から今年のアジアカップまでイランを率いていた指揮官は、日本代表をよく知る。コロンビアを率いてから初の対戦となったこの日も、事前に入念な分析をして臨んできたという。
 
「日本の特徴や強さはよく分かっていました。アジリティとスピードと技術レベルがものすごく高い。日本の攻め方は縦パスが主体なので、前半のテーマはそれを受けずに仕事をさせないことだった。後半は日本のフラストレーションが溜まってきたタイミングで、裏のスペースを狙ったり突破したりして攻撃に出たことがうまくいった」
 
 鋭いカットインから中島翔哉や堂安律に何度もシュート浴びせられたが、いずれもペナルティエリアの外から放たれたもの。中盤からの縦パスは、ジェリー・ミナとダビンソン・サンチェスの2CBが警戒を怠らず、中央を突破されてピンチを迎えるシーンは数えるほどだった。その点で、コロンビアの選手は任務を遂行できたと言えるだろう。
 
 そして64分にPKをしっかりと決めて勝ち切るしたたかさは、さすが南米の強豪国だ。善戦した印象もある日本だったが、ある意味コロンビアの手のひらで転がされていたのかもしれない。
 
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取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)