ハハハ、考えたな、NHK。時は春、「まんぷく」は後10日足らずの放送、主演の女優の名前が『安藤サクラ』。これを利用しない手はない。そこで登場したのが大阪制作「まんぷく」の安藤サクラ!ドレスもピンクの桜色で、顔のドアップから始まった。やるのう。
いきなり歌いだしたのが、その題名も「さくら」の森山直太朗。派手なステージで朗々と歌う。以前より上手くなった。司会の2人、谷原章介と小郷知子がヨイショしまくる。安藤は自然体なのに司会の2人は「まんぷく」に話を寄せて、これは「うたコン」全体が番宣である。制作元の大阪局としては最後のアピールチャンスだ。
ハハハ、ところが大ドジをやらかした。「まんぷく」で人気者になった鈴役の松坂慶子に、安藤サクラへの応援映像メッセージを後で出すはずが大失敗。とんでもない時にいきなり松坂の顔が映り、なかんずく、顔の次には真っ黒な画面。小郷が慌てて「違う画面」が出たことを謝る。時すでにおそし。これは全国中継の大ドジであるからして、責任者の首が飛ぶナ。歌番に下手な宣伝をやるからだ。
もう1つ変だったのは、今年45周年とかのオバサン太田裕美に、「木綿のハンカチーフ」を歌わせたこと。太田裕美は下手くその上に「木綿」だけの一曲歌手である。「さくら」とは関係ない。いつ出てきても「木綿」だけ。よかったのは歌の名手の天童よしみ「昴」と初出演の田代万里生。彼は舞台では有名、歌唱力も折り紙つき。(放送2019年3月19日19時半〜)

(黄蘭)