タスクをカードに見立てて自分用のToDoリストを作成したり、複数人でのプロジェクト進捗を管理できる基本無料のタスクマネージメントサービス「Trello」が、これまで無制限だった無料チームのボード作成数に「10枚まで」という制限を新たに追加したことを発表しました。

A Change To Trello Teams, Automation With Butler, Map View, And 13 Enterprise Features

https://blog.trello.com/trello-teams-at-work

カードをあっちこっちに動かしたりメンバーの追加削除を行うだけで簡単にタスクの管理がこなせるTrelloがどんなサービスなのかは、以下の記事を読めばよくわかります。

カードを整理する感覚でToDoリストやメモ帳、複数人でのタスク管理までこなせてしまう「Trello」 - GIGAZINE



基本無料で利用できるTrelloでは、複数人のアカウントをメンバーとする「チーム」を結成できます。



そして、チームごとに「ボード」を作成することができます。例えば以下の画像では、個人のボードとして「ToDoリスト」「Welcome Board」というボードが、「GIGAZINE」というチームでは「編集部」というボードが作成されています。



これまでチームごとに作成できるボード数は無制限だったのですが、Trelloの共同創設者兼CEOのMichael Pryor氏は「無料プランのチームが作成できるボードの上限数を10枚に変更します」と公式ブログで発表しました。10枚以上のボードを作成したい場合は月9.99ドル(約1100円)からの課金で利用できる「ビジネスクラス」や、月20.83ドル(約2300円)からの課金で利用できる「エンタープライズクラス」などにチームをアップグレードする必要があるとのこと。



現時点で10枚以上のボードを無料プランで作成している場合は、ボードがそのまま引き継がれるそうですが、そこからさらにボードを追加するためにはチームをビジネスクラスにアップグレードする必要があるとのこと。ただし、「プラン内容の変更をスムーズに行うため、2019年5月1日までは、既存の無料のチームはビジネスクラスにアップグレードしなくても新規のボードを最大10まで追加することができます」とのことで、Trelloを無料でも最大限活用し続けたい人はそれまでにボードを作成しておくのがおすすめです。

また、全てのTrelloのメンバーが自動化プラグインの「butler」を利用できるようになったり、モバイル版のマッププラグインとの連携強化によってスムーズに地図を参照できるようになったりという変更や、エンタープライズクラスの一部ワークフローの改善も行われたとのこと。Pryor氏は、「ワールドクラスのビジネス機能をより早く市場に投入できるようにするためにこの変更を決断しました」と述べました。