進学進級のシーズン。親としては、子供にスマホを持たせるかどうかは大きな悩みどころ。内閣府の調査では、小学生の3割、中学生の6割がスマホを所持している。

街で調査をすると、小学生の子を持つ母親の半数以上が、利用時間などルールを決めてスマホを使わせていた。NTTドコモ・モバイル社会研究所によると小学校1〜3年で81%、4〜6年で92%、中学1〜3年で98%が何らかの親子間ルールを作っていることもわかっている。

子どものスマホのダウンロードパスワードを管理

ラグビー元日本代表の大畑大介は「うちはリビングで使うようにしている。部屋ではスマホを使わない。妻が子どものスマホのダウンロードパスワードを管理しているが、それ以外は子供に任せている」という。

街の母親の多くは「スマホ依存」を心配し、利用時間のルールを決めていた。スマホ本体やアプリごとの利用時間を制限できるアプリを使っている家庭もあった。iPhoneのアプリ「スクリーンタイム」やアンドロイドにも無料アプリがある。

街頭でインタビューした小中学生の全員がLINEを使っていた。子どもたちの連絡ツールとして定着していることがわかる。だが親としては、グループLINEでのいじめの心配がある。対策として実行しているのは「子どものLINEを抜き打ちでチェックする」「返信前に親がチェックする」「友達の自動追加ができないようにする」など。それぞれの家庭で工夫がされているのだ。

司会の加藤浩次は「子供のLINEのやり取りを見たい気持ちはわかります。でも僕は子供のころ、手紙を親に見られるのが嫌だったから、子どものLINEも信用してやりたい。そのためには、ネットには悪意のある人がいること、誰かを誹謗中傷すれば自分に降りかかってくること、そしてSNSの友人だけではなく世界は広いことなんかを認識させたい」と話す。

番組では13歳になる息子にスマホを贈った母からの「18の約束」を紹介。いくつかを列挙すると、

「私のiPhoneを貸してあげていることを忘れないように/あなたや他人のプライベートな写真を送ったり受け取ったりしてはいけません/サイバースペースはあなたより巨大で強力です/ときにはiPhoneを置いて行きなさい。携帯なしで生活することを覚えてください/携帯を失うことを怖がるようなソーシャル依存症になってはいけません/問題があるようなら、iPhoneを没収します。そして一緒にそのことについて話し合います/私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう」

これを見た加藤はさらに「携帯さえ見なくなったときはかなり危険だと思うのですが、あまりルールを厳しくすると、それも見えなくなる。ルールをいつ解くかも難しい」とルールで縛ることの危険を指摘。

2人の孫を持つ菊池幸夫弁護士は加藤に同意し、「親はすべてを見ようとしますが、プライバシーを尊重することの大切さも教えないといけない。将来、人のプライベートを見ることが平気な人になってしまいかねない」と指摘した。