メーガン妃が2019年3月8日の国際女性デーに、英連邦53カ国の若者を支援する慈善団体「ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」の副会長として初めてパネルディスカッションに参加。国際女性デーの大切さを訴えるとともに、女性のエンパワーメントやジェンダー平等、教育を受ける権利など、英国王室の一員としての取り組んでいるプロジェクトについても語ったそう。

キングス・カレッジ・ロンドンで実施されたイベントには、ユーリズミックスのボーカルで人道主義者のアニー・レノックス、女性の悩みを聞く団体「ガールズ・トーク(Gurls Talk)」を設立した売れっ子モデルのアジョワ・アボアー、オーストラリア初の女性首相となったジュリア・ギラード、イギリスで暮らす移民の教育支援を行う「レット・アス・ラーン(Let Us Learn)」を立ち上げたクリッサン・ジャレット、そしてアフリカにおける女性教育をサポートする「CAMFED (Campaign for Female Education)」のエグゼクティブディレクター、アンジェリン・ムリミルワが参加し、イギリスの経済誌『エコノミスト』のシニア・エディター、アン・マケルヴォイがチェアパーソンを担当。

まもなく出産予定のメーガン妃は、“リトル・バンプ(お腹の中にいる赤ちゃん)”もフェミニストに育ってくれたら嬉しいと話し、妊娠8カ月のお腹をさすりながら「ファミニズムに賛同する、力強いキックをお腹の中で感じています」とジョークを飛ばしていた。

「ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」とケンジントン宮殿は、パネルディスカッションから飛び出した名言の一部を引用し、SNSで紹介。ジェンダー不平等についてメーガン妃は、こうコメントしていたとのこと。

「物事が間違った方向に進み、正義の欠如や不平等を感じた時、誰かが声を上げる必要があります。なぜ私たちは、その誰かになってはいけないのでしょう」

また王室記者のオーミッド・スコビーいわく、妃は国境を超えて女性の人権の確立を目指す「グローバル・フェミニスト」というアイデアに対して、賛同する姿勢を示したという。

この日は、イギリスのブランド、リースによるモノトーンのグラフィカルなドレスに、アレキサンダー・マックイーンのジャケットを合わせていたメーガン妃。昨年のロイヤルツアーでニュージーランドを訪問した際にも、同国の女性参政権獲得125周年をお祝いするスピーチを披露し、「女性参政権の要求はフェミニズムの一環であり、フェミニズムはジェンダー平等を求めるものでもあります」と発言していた。

フェミニズムを語るうえで、現在メーガン妃の存在は欠かせないものになっていると言って間違いなさそう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Reiko Kuwabara

ELLE UK