珍しや浅野温子に舘ひろしだって。一方は薬物乱用対策推進担当大臣だった夫を殺された妻、一方は夫の警護に失敗して退職した元SP、今、古本屋の主。夫の死後、芥川奈美恵(浅野温子)は大臣になり、危険ドラッグ撲滅をテレビで高らかに宣言して、またまた狙われる。SPのボス板倉(森本レオ)から復帰を請われでまた戻るが、オジサンSPの不破武志(舘ひろし)は最新のスマホも使えない。

黛(葛山信吾)らのSP仲間に白い目で見られながらも、奈美恵のために必死でボディガードを務める不破の活躍物語である。南波医科大学薬学部の大学院生が奈美恵に連絡してきて、会いたいというが不破たちは反対する。奈美恵は出かけてしまい、不破の予想通り、この薬学部には不審な点があって、その院生は薬物で死ぬ。

結局、意外な犯人を捕まえて、ことあるごとに不破に冷たい態度だった奈美恵から「貴方なら守ってくれると信じていた」と言われる。脚本がイマイチ人間を描けていなくて、人の心に一貫性がない。寡黙な役で、大スターの舘ひろしを引き立たせるのに気を使いすぎ。

浅野温子は舘ひろしと昔のドラマ仲間なのでキャスティングされたのだろうが、相変わらずの目を剥く大袈裟な演技でどうもなあ。今の大臣はこんなタイプだとすぐ炎上するのではないかい。また、ド中年(というより初老)の大臣が、ポニーテールに乙女チックなスーツファッションで、これも今時としては違和感があった。(放送2019年3月4日20時〜)

(黄蘭)