特別展「明恵の夢と高山寺」中之島香雪美術館で - 夢の中のモチーフを表した美術品や《鳥獣戯画》

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特別展「明恵の夢と高山寺」が、大阪の中之島香雪美術館にて2019年3月21日(木・祝)から5月6日(月・振替休日)まで開催される。

高山寺&明恵上人に迫る特別展

「明恵の夢と高山寺」は、2018年3月にオープンした中之島香雪美術館にとって初となる特別展。京都市の北西にある高山寺を開山した高僧、明恵上人に焦点を当てる。

明恵の見た”夢”に迫る

中でも、明恵が19歳の修行期から58歳の晩年まで自分の見た夢を記録した《夢記》に着目。2500行を超える膨大な夢の記録には、睡眠時の夢だけでなく、修行中の瞑想の中で見た夢想なども含まれている。本展では、《夢記》をもとに美術品を通して明恵の見た夢のイメージに迫る。

夢の中の子犬や鹿

明恵の夢にしばしば登場するのが、明恵在世中に造立された重要文化財《子犬》に表現されている“犬”。明恵自身も犬を飼っていたという。また、《神鹿》のモチーフである“鹿”も多く夢に登場した。春日神を信仰していた明恵にとって、その使いである鹿は、身近な存在であった。

また、幼くして母と死に分かれた明恵が、母と慕った《仏眼仏母像》も夢に登場。愛情や慕情といった明恵の人間的感情が夢の中で率直に現れているのがわかる。

鳥獣戯画も全4巻公開

高山寺に伝来した《鳥獣戯画》も全4巻を公開。ウサギや蛙などの動物が擬人化され、痛快に動き回ることで知られている《鳥獣戯画》には、犬や麒麟といった、明恵の夢に登場する動物や聖獣も描かれている。断片的で鮮烈な印象を残す世界観は、明恵の見た夢とも相通じる点がありそうだ。

詳細

特別展「明恵の夢と高山寺」
会期:2019年3月21日(木・祝)〜5月6日(月・振替休日)
※会期中、展示替えあり。
前期:3月21日(木・祝)〜4月14日(日)/後期:4月16日(火)〜5月6日(月・振替休日)
場所:中之島香雪美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階
休館日:月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)
開催時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
料金:一般 1,300(1,100)円、高大生 800(600)円、小中生 400(200)円
※( )内は前売・20名以上の団体料金
※前売券は、2019年3月20日(水)まで中之島香雪美術館、香雪美術館(御影本館)、フェスティバルホール・チケットセンター、主要プレイガイド、コンビニエンスストアで販売。


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