あのマリオカートを高級車のメルセデス・ベンツでプレイする、という夢のような体験がMWC Barcelona 2019のダイムラーブースで提供されていました。

I used a Mercedes-Benz as a Mario Kart controller, and it was amazing - The Verge

https://www.theverge.com/2019/2/27/18243256/mario-kart-mercedes-benz-daimler-driving-game-mwc-2019

メルセデス・ベンツの自動車に搭載されている音声認識アシスタント付きのインフォテインメントシステム「MBUX」上で、マリオカートをプレイできるという体験デモを、ダイムラーの研究グループがMWC Barcelona 2019で展示していました。

MBUXは、「ハイ、メルセデス」の掛け声が特徴的なTVCMで登場する、自動車向けの音声認識アシスタント付きインフォテインメントシステム。

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ダイムラーがマリオカートを導入したのはMBUX搭載のCLAクラスで、ハンドルとアクセル・ブレーキペダルを使ってカートを操作できるようになっていました。ゲームの映像はハンドル右のモニター上に表示され、レーススタート時の合図に合わせて車内の照明が点滅するようになっており、さらに、レース中にカートがクラッシュするとシートベルトが引き締まったり、カートの速度に合わせて車内のエアコンが運転席に座るプレイヤーに冷たい空気を吹き付けたりしたそうです。



実際に体験したというThe VergeのVlad Savov氏は、「ゲームのフレームレートは完璧ではなかった」としており、実際にブースで体験した際には「シートベルトとゲームの統合が完璧ではなかった」とも記しています。それでもメルセデス・ベンツの自動車でマリオカートをプレイするという体験はかなり特別なものだったようで、「私はそれを愛しています」とまでSavov氏は記しています。数回のプレイの後、ハンドルの感度を調整したり、ギアチェンジをコントローラーのボタンとして使ったりできるように細かな設定を変更したそうです。フルスピードで壁やバナナの皮にぶつかることなく数週した際には「本当にすごい達成感があった」とSavov氏。

任天堂とメルセデス・ベンツは以前にもコラボレーションしており、2014年に登場した「マリオカート8」ではベンツの車両がゲーム内に登場していました。



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次は反対に、マリオカートをメルセデス・ベンツに持ち込むという試みが行われたというわけ。開発期間はわずか3週間しかなかったそうですが、「それはこの実装がいかに優れているかを強調している」とSavov氏は記しています。ダイムラーのデジタルトランスフォーメーション部門でヘッドを務めるSascha Pallenberg氏によると、CLAクラスは基本的にNintendo Switchと同じNVIDIAのハードウェアを搭載しているとのことで、これが短い期間での実装を後押ししたことは間違いありません。

なお、Pallenberg氏はマリオカートの実装に成功したCLAクラスを「世界最速のNintendo Switch」と表現したそうです。