かくれの里 里山の麺処と和布あそび あら木 / アーモンドラーメン(700円)。アーモンドオイルを作る過程で出るパウダーやペーストを豚骨スープで溶いた自慢の一杯

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ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)による、全国の旨いラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」。読者と百麺人の投票によって選ばれた全国屈指の“旨い店”を大発表!今回は王道から個性派まで話題の店がズラリ、鹿児島のベスト3をご紹介。<情報は発売中の「ラーメンWalker九州2019」より>

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■ 第3位・マルチョンラーメン(志布志市)

鹿児島エリア第3位は、1962(昭和37)年創業で、鹿児島の人気グルメイベント「鹿児島ラーメン王決定戦」の初代王者にも輝いた繁盛店「マルチョンラーメン」。メニューは、豚骨だけで取ったスープが自慢のラーメンとご飯のみ。「ラーメン」(650円)は1日最高1200杯出ることもあるという。半世紀以上続く老舗ならではの、完成度の高い一杯だ。

豚骨を100%使い、強火で4〜5時間炊いたスープは臭みがほとんど感じられず、あっさりとした味わいを楽しめる。中太の麺との絡みもよく、リピーターも多い。

[マルチョンラーメン]鹿児島県志布志市志布志町志布志2-8-41 / 099-472-0576 / 7:00〜17:00、土曜・日曜・祝日は〜18:00 / 木曜休み / 東九州自動車道野方ICより車で約30分

■ 第2位・ラーメン専門 鷹 (鹿児島市)

第2位を獲得したのは「ラーメン専門 鷹」。父親の代から続く店は創業54年だ。メニューはラーメンのみで、オープン当時から変わらない味を守り続けている。塩ラーメンと見間違えるほど透明感のあるスープは、あっさりながらもコクが感じられ、上にのるチャーシュー、モヤシ、ネギともマッチ。親子3代で訪れる客も多いのだとか。

看板メニューである「ラーメン」(750円)の黒豚の骨と鶏ガラベースのスープは、豚骨の臭みがない。粉末シイタケを加えることで、懐かしくコク深い味になる。先代から受け継ぐ秘伝の醤油ダレが味の決め手だ。

[ラーメン専門 鷹]鹿児島県鹿児島市中町10-28 / 099-223-2695 / 11:00〜19:00 / 火曜休み(祝日の場合営業) / 鹿児島市電1・2系統朝日通電停より徒歩2分

■ 第1位・かくれの里 里山の麺処と和布あそび あら木(湧水町)

第1位に輝いたのは「かくれの里 里山の麺処と和布あそび あら木」だ。田園風景が広がる住宅街の一角にあり、自宅を改築した趣のある座敷や開放感のあるテラス席を完備している。

一番人気のラーメンは、全国的にも珍しい「アーモンドラーメン」(700円)。豚骨スープにアーモンドペーストなどを加えることで、あっさりとしたスープにコクが生まれ、独特の味わいが完成する。モチモチの麺との相性もいい。ホロホロになるまで煮込んだ軟骨がのる「軟骨ラーメン」(700円)や、「黒ごまラーメン」(700円)の注文も多い。創業時から変わらないスタイルで、一杯ずつ丁寧に作る。

「時間がゆっくりと流れているような落ち着いた店内。優しい味わいのラーメンは、しみじみ旨いです。ハーブティーもおすすめですよ」と、百麺人も絶賛!店内では手作りの服なども販売する。

[かくれの里 里山の麺処と和布あそび あら木]鹿児島県姶良郡湧水町川西1280-3 / 0995-75-4102 / 11:00〜15:00(LO14:30) / 月曜・火曜休み / JR吉松駅より徒歩10分(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)