被災地の人々の大変な生活を想像しながら、テントと食べものをリヤカーに積んで東京から大分の自宅までを歩いてみようと挑戦したスーパーボランティアと呼ばれる尾畠春夫さん(79)は、静岡・浜松まで行ったところで断念し、大分・日出町の自宅に戻った。

「皆さんからの励ましの言葉をいただいたのに途中で止めて逃げ帰ったみたいな状態になった。本当に途中で止めてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙ながらに語った。

野次馬集まり警官出動騒ぎ

断念した理由は、先々で沿道に人々が集まり、車で道路が渋滞し、事故が起きかねないので続行は無理と判断したという。大分までの1100キロを約30日と踏んでいたが、半分も行かないうちに1か月近くたってしまった。尾畠さんの姿が連日のようにSNSに投稿され、混雑ぶりは激しくなるばかりだった。

ハザードランプをつけたまま車止めるなど、尾畠渋滞で警察官が出動する騒ぎになった。掛川市に入った22日に、尾畠さんの家族が車で着替えを持ってきてくれたのをきっかけに、その車で大分の自宅に戻ったのだ。

司会の小倉智昭「尾畠さんが謝る必要はない。ただ、有名になり過ぎた」

深澤真紀(コラムニスト)「子どもの守り神みたいぐらいに思う人もいて、抱っこしてほしいとか、一緒に写真を撮って欲しいとか。やっぱり日本ではお遍路さんを接待する文化もある」