プロ野球広島カープの公式戦チケットの購入抽選券を求めて、おととい25日(2019年2月)にマツダスタジアムに約5万人が詰めかけ、大混乱となったが、希望者が殺到した原因の一つに転売目的があったようだ。

転売は主婦を中心に手ごろな小遣い稼ぎとなっていて、入手しにくいカープのチケットは、たとえ抽選券でも高い値が付くと予想された。

安く大量購入して「せどり」で年商1億円

主婦たちは転売でどのくらい儲けているのだろう。フリーマーケットアプリ「メルカリ」を見ると、1袋127円のセブン-イレブンの商品「おいしさまるごとナチュラルポテト」が549円など高額で転売され、しかも売り切れている。人気ユーチューバ―が商品紹介で絶賛したところ、一気に品薄となり転売が相次いでいるのだ。

定価594円の調味料が3000円、定価2100円の平成31年記念硬貨セットが15000円と、人気のものは何でも高額で転売されている。広島県在住の畑中紫臣さん(33)は、4年前から家電量販店のワゴンセールなどで安く大量購入した商品をショッピングサイトで転売するスタイルで、今では「年商でいうと、5000万円から1億円ぐらいありますね」と話す。

30代の女性は、「家でできる仕事を探してせどり(転売)にたどり着きました。洋服をリサイクルショップで安く買ってきて、フリマアプリで売る方法で、月20万円ぐらい稼ぎます」と話す。

繰り返すと古物営業法違反で摘発の可能性

しかし、転売には意外な落とし穴もある。転売問題に詳しい福井健策弁護士は、「高額で転売することを反復継続しているようなケースでは、摘発も現実にあり得ると思います」と指摘する。

インターネットなどで中古品を売る場合、自分で使用したものではなく、営利目的で仕入れたものを販売するときは、原則として古物商許可申請が必要となり、無許可での転売は違法となるためだ。

三輪記子(弁護士)「古物営業法は昭和24年に盗品の売買を防ぐ目的で作られたもので、今のような転売は想定していません。現状と規制がアンバランスな状態です」

司会の国分太一「法律が追いついていない面もあるんですね」