夏の大会前にはお守りやお菓子を作って選手を応援! 佐倉(千葉)頑張る!マネージャー

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 現在23人の選手が在籍する佐倉高校野球部。昨秋は県大会で千葉経大附を破り、ベスト16へ進出。ミスターこと長嶋茂雄氏の母校としても知られる強豪・佐倉を支える2名のマネージャーにお話を伺った。

逆転勝利した瞬間は思わず感動 洗い物をする倉持真尋さん(佐倉マネージャー)

 お話を聞かせてくれたのは、1年生の薗部侑香さんと倉持真尋さんだ。

 普段の練習ではドリンク作りやタイムの測定など、練習のサポートを行っている二人。夏の大会前にはお守りやお菓子を作って選手にプレゼントした。マネージャーからの手作りのお守りというのは、やはり選手たちのモチベーションを上げるもの。お菓子も一緒ならさらにアップすることだろう。「選手を応援する気持ち」は他には負けないというのもうなずける。

 彼女たちがやりがいを感じるのは、練習試合や大会でスコアを書いたり、アナウンスをしたりするとき。特に試合でのマネージャー業務は正確さが求められる重要な仕事だ。

 また、マネージャー活動の中で一番楽しい時間は、普段の練習を見ながら2人で部活や学校であったことを話している時。仲良し2人組に癒されている選手も多いのでは!

 おすすめのマネージャーグッズは、0.3mmのシャープペンシル。気づいたことなど細かくメモ出来るアイテムだ。

 特に思い出に残っている試合は、9月24日船橋市民球場で行われた千葉経大附戦だ。7回表、二死二、三塁から3番追川賢祐(2年)の左前安打と相手の敵失で逆転。劣勢から逆転勝利した嬉しさが記憶に残っている。

 夏の大会では、ZOZOマリンスタジアムで行われた習志野戦が思い出深い。コントロールの定まらない相手投手の隙をつき序盤から2点を奪い先制。その後は逆転されるも最後まで粘り8対5と敗れたものの好試合と言える接戦となった。 「尊敬しています!」と話す3年生の先輩たちとの最後の大会で、千葉県を代表する強豪校と熱戦を演じられた事は何よりの思い出となるだろう。

 日々練習に励むチームの選手へ一言お願いすると「一生懸命頑張っている姿はかっこいいと思います!!夏に向けて頑張ってください!」と激励。選手を一番近くで見守ってきた彼女たちと一緒に最高の夏にしてほしい!

夏大会の公式記録員になりたい! 笑顔で写真に映る倉持真尋さん(佐倉マネージャー)

 ここからはさらに、薗部さんと倉持さんに、マネージャーになった経緯などを伺った。

 中学時代の部活を聞くと、薗部さんは陸上部、倉持さんは吹奏楽部だったという。 彼女たちが野球部のマネージャーを志した理由は、「甲子園を見て頑張っている選手をサポートしたいと思った(薗部)」「兄が野球部だったから(倉持)」。

 そんな二人の目標は、「選手に頼られるマネージャーになること(薗部)」「気の利くマネージャーになりたい(倉持)」と話してくれた。特に薗部さんは、夏大会での公式記録員を目指し奮闘している。スピード、正確性、細かい野球の知識などが求められる大役だが、ぜひ目標をかなえて、公式記録員としてネット裏から球児たちの激闘を見届けてもらいたい!

 活動の中で嬉しかったのは、「スコアが書けるようになったり、アナウンスが上手くなったこと(薗部)」「試合で選手が勝って喜んでいるのを見ること(倉持)」。日々の練習の中で自身の成長を感じたり、選手の喜ぶ姿に立ち会える瞬間はかけがえのない宝物だ。

 その一方で挫折した経験もある。薗部さんは、「失敗して部の足を引っ張っているのではないかと感じた」時はつらかったと話す。しかし1年生2人で苦しい時も乗り越えてきた経験が今につながっているのだ。

 マネージャーを一言で表すと、「陰から支える存在」だと話す2人。陰で細かな仕事もこなす彼女たちのバックアップがあるからこそ、選手は全力でプレーできる。

 選手とマネージャーは、どちらもなくてはならない存在。佐倉野球部の両輪としてお互いに尊敬しあい、これからも楽しい部活ライフを駆け抜けてほしい!

(文=編集部)