ドコモ、au、SBの解約期間が3か月に! 格安SIM移行のチャンスにMNP費用を節約できる5つの方法

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今年1月、スマートフォンを販売する3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から、いわゆる「2年縛り」といわれている24回払い契約における更新期間を3ヶ月間に延長することが発表された。この新ルールは2019年の今年の3月から適用される。

従来の契約更新期間は「契約満了月の翌月、翌々月」の2ヶ月間だった。
今年3月以降は「契約満了月の当月、翌月、翌々月」の3ヶ月間となる。
ただし、更新期間以外に解約する場合は、従来どおり9500円の解約金がかかる。

これで以前より多少は解約や他キャリアへの変更がしやすくなったわけだ。
そこでこの機会に、より低価格で利用できる「格安SIM」に乗り換えたいという人もいるかもしれない。

そこで気になるのが、現在の電話番号を変えずに通信事業者を変更できるMNP(ナンバーポータビリティ)の際にかかる各種費用だ。
※記事内の価格はすべて税別表示。


■格安SIMにMNPすると費用はどのくらいかかる?
解約金がかからない3か月の更新期間内であっても、MNPで移行する場合は原則として下記の費用が発生する。

1.MNP転出手数料:2000円(ドコモ)/3000円(au、ソフトバンク)
2.格安SIMの契約事務手数料:3000円
このほかに、MVNO(格安SIM事業者)によっては、SIMカードの発行手数料が400円前後かかる。

こうして見ると、最低でも移行時に5000円〜6000円の費用がかかってしまう。
スマートフォンの通信料金を節約する目的で格安SIMに移行したいのに、移行時にこれだけの出費を強いられるのは少々痛い。

しかし、これらの費用は節約することが可能なのだ。


■MNP費用を節約できる5つの方法
MNP費用は、以下の方法を駆使することで効果的に節約できる。
1.キャンペーンを利用する
2.エントリーパッケージを利用する
3.雑誌付属のエントリーコードを利用する
4.LINEモバイルや楽天モバイルでポイントを活用
5.ポイントサイト経由で申し込む


1.キャンペーンの利用する
格安SIMを提供するMVNOは、契約事務手数料や月額利用料が割引になるキャンペーンを定期的に展開している。移行のタイミングを合わせられれば、MNPにかかる費用を一気に下げることできる。



MVNOではキャンペーンを頻繁に行っているので、公式サイトでチェックしよう。



2.エントリーパッケージを利用する
MVNOでは、契約事務手数料が無料になる「エントリーパッケージ」を販売している事業者もある。
例えばAmazon.co.jpなどではMVNO各社の「エントリーパッケージ」を数百円程度で購入できる。「エントリーパッケージ」に記載されているエントリーコードを使って申し込むことで契約事務手数料が無料になるという仕組みだ。


エントリーパッケージは家電量販店でも扱っているが、もっとも取り扱いが多いのがAmazon.co.jpだ。



3.雑誌付属のエントリーコードを利用する
出版社とMVNOが提携し、エントリーコード付きの雑誌が発売されることがある。
これも契約事務手数料が無料になったり、データ容量が増量されたりと特典がある。


4.LINEモバイルや楽天モバイルでポイントを活用
LINEモバイルや楽天モバイルでは、自社のポイント(LINEモバイルはLINEポイント、楽天モバイルは楽天スーパーポイント)を料金の支払いに利用できる。
LINEや楽天を利用していてポイントが貯まっている人にはオススメだ。


5.ポイントサイト経由で申し込む
「ポイントサイト」とは、ネットショッピングやアンケートに回答するなどしてポイントを貯められるサービス。
一部のポイントサイトでは格安SIMの申し込みを受け付けており、サイト経由で申し込むとポイントが貯まる。ポイントは現金やギフト券に交換できるので、節約にもってこいだ。


人気ポイントサイトの「モッピー」では、15社程度の格安SIMの申し込みを受け付けている。サイト経由で申し込むと記載のポイントを受け取れる。



■キャンペーンとエントリーパッケージの併用が可能な場合も
さらにMVNOによっては、キャンペーンとエントリーパッケージを併用できるケースもある。
例えば、併用OKならば、
・キャンペーンで月額利用料の割引
・エントリーパッケージで契約事務手数料の無料化
この両方の特典が利用できる。

大手キャリアの契約更新の期間が3か月に延長される3月以降、
格安SIMへの乗り換えを検討している人は、今回ご紹介した方法でMNP費用を賢く節約して乗り換えをしよう。


執筆:しぶちん(ITライター)