12日、新京報によると、河南省洛陽市の小学校で行われた国語の期末テスト問題に中国の通信機器メーカー・ファーウェイの広告が大量に用いられていたことが明らかになり、物議を醸している。

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2019年2月12日、新京報によると、河南省洛陽市の小学校で行われた国語の期末テスト問題に中国の通信機器メーカー・ファーウェイの広告が大量に用いられていたことが明らかになり、物議を醸している。

問題になっているのは、同市内の小学校で行われた「語文」(国語)の期末テスト。映像を見て答える問題の中でファーウェイの広告動画が用いられ、動画内で見られる同社関係者が語るポリシーについて選択式で答えさせる設問だった。

11日にネット上でこの試験問題が紹介されると多くのネットユーザーの間で議論を呼んだ。これに対して同市澗西区教育局は「ファーウェイとの提携はなく、動画は中国中央テレビ(CCTV)の公益広告から取ったもの」とコメント。問題を作成したという教員は「ファーウェイの問題が注目される中で、このような視聴覚問題を出すことで、児童の総合的な素養を考察したかった」と説明している。

この試験問題に対して中国のネットユーザーの反応は反対派と擁護派に大きく分かれている。反対派からは「もはや広告がない場所はない」「愛国っていい商売だな」「広告学のテストならいいと思うけど」「これは公益広告と言えるのか?」といった感想が見られた。

一方で擁護派は「動画から内容を読み取るという子どもの能力を試しているだけで、買わせようとしてるわけではないのだから、問題ないと思うが」「英語の授業ではコカ・コーラやケンタッキー・フライドチキン、マクドナルドが出てくるのだから、中国企業が出てきたっていいじゃないか」「授業でアップルの歴史を学んだこともあるぞ」といったコメントを残している。

米国を中心とする欧米諸国がファーウェイの5G設備を排除する動きを見せる状況だからこそ物議を醸した可能性が高い今回の問題。中国国内においてもファーウェイが「敏感」な存在となりつつあるようだ。(翻訳・編集/川尻)