離陸するも機内の水が出なかったことから緊急着陸(画像は『Manchester Evening News 2019年2月10日付「Jet2 plane bound for Tenerife forced to land at Manchester Airport - because ‘there was no water for teas and coffees’ on board」(Image: Publicity Picture)』のスクリーンショット)

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ホリデーのために飛行機に乗り込んだ乗客らの気分が台無しにされてしまうような出来事が起こった。英格安航空会社「ジェットツー・コム(Jet2.com)」の機内で配管に問題が生じたため水が出ず、飛行機は途中で引き返し緊急着陸した。『Daily Record』『The Sun』などが伝えている。

2月10日、英グラスゴー空港からスペイン領テネリフェ島へ向かう飛行機が、英マンチェスターへ緊急着陸する事態が起こった。

この日、ホリデーに向かう乗客らで満員だったJet2.comのLS155便は、午前8時55分にスコットランドのグラスゴー空港を飛び立った。しかし離陸してわずか1時間以内に機内の配管に問題があることが分かり、同機はアイルランド南部コークを超えたあたりで急遽、英マンチェスターへと引き返した。

無事にマンチェスター空港へ到着したLS155便を迎えたのは、念のためにとスタンバイしていた消防署員たちだった。別の便に乗り換えを強いられたことで、乗客らは「せっかくのホリデーが始まる前から台無し!」「機内でホットドリンクのサービスがないなんて! もうこの航空会社なんか利用しない」などと怒りのツイートをする者もいたようだ。

あるユーザーによると、水が出なかったことでトイレ使用にも問題があったという。この件を受けたJet2.comのスポークスパーソンは、謝罪の言葉とともに「機内で水が出ないという技術的問題があることが分かり、紅茶やコーヒーの提供ができず、同機を引き返してマンチェスターに緊急着陸させました。遅れた時間はほんのわずかで、乗客らは別の便に乗り換えてテネリフェ島へ向かいました」と述べている。

このニュースを知った人からは、「最初にちゃんと検査せずに飛んだのか? システム管理が悪いのでは」「温かい飲み物がサービスできないというのは建前でしかなく、やっぱりトイレが使用不可というのが問題だったんだろうな」「それにしても数時間の飛行時間をちょっと台無しにされたからって、文句を言う乗客が多すぎる」といった声があがっている。

画像は『Manchester Evening News 2019年2月10日付「Jet2 plane bound for Tenerife forced to land at Manchester Airport - because ‘there was no water for teas and coffees’ on board」(Image: Publicity Picture)』『Airport Webcams 2019年2月10日付Twitter「INCIDENT: Jet2 #LS155 Glasgow to Tenerife-South(Boeing 737-800 G-JZBO) turned back near Cork, Ireland and has just diverted to Manchester, followed by Fire Services on landing.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)