10日、TBS「S1」では、巨人・丸佳浩のインタビューを放送。広島時代の先輩で自身もFAで他球団に移籍している新井貴浩氏が聞き手を務めた。

「丸の気持ちが分かる」という新井氏に丸も「僕も正直悩んでいました。時期によっては、よくわからなくなりました。(考えが)1周回ってきて」と心境を吐露。それでも移籍を決断した丸は「11年間、カープの野球しか知らなかったので、そういった意味で現役の間にまた違う野球をこういうのがあるぞって自分の中で知っておけたら、より野球選手としての引き出しが広がる」と説明した。

さらに千葉県出身の丸は「小さい頃からプロ野球を見に行くと言ったら東京ドーム。そういう憧れ的なものもありました」と続けると、今回のFAによる人的補償で広島に移ることになった長野久義と電話したことを明かす。「(長野は)『どうしたの?』みたいな。『僕の件ですみません』って言って謝ったんですけど、『全然大丈夫』って」という丸だが、後輩・鈴木誠也と電話をした際にも「(広島の練習がキツくて)とりあえず長野さんが死んでますって」などと聞いたという。

また、原辰徳監督が丸を2番で起用する構想を明かした件にも言及した丸。「もともと2番を打っていた時もあったので、そうなったとしてもすんなり入っていけるのかなと。(2番を打った時の)数字だけ見たら比較的そこそこ数字は悪くなかった」と話すと、「あまり打順どうこうで(スタイルを)変えれない。今まで通り難しい球を我慢しながら甘い球をしっかりと仕留めていく」と意気込んだ。