アジア杯決勝に意気込みを語ったMF柴崎岳(ヘタフェ)

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 国際タイトルをかけた決勝戦はあのレアル・マドリー戦以来。日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)が2日後のアジアカップ決勝カタール戦に意気込みを語った。MF遠藤航の負傷によって新たな相方との適応も迫られるが、「誰が出ても良い準備をしたい」と問題ない構えだ。

「鹿島時代もそうですし、タイトルがかかった一戦は何度か経験している」。鹿島アントラーズという常勝軍団で育った柴崎にとって、決勝の舞台は慣れたもの。高卒1年目で出場した2011年のナビスコカップ決勝を皮切りに、天皇杯やチャンピオンシップなど数多くの経験を積んできた。

「勝った試合もあれば負けた試合もある。大舞台でいつもどおりの力を出すことの難しさを分かっている」。国際舞台といえば記憶に新しいのは2016年のクラブW杯決勝。逆転の2得点を自らの足で決め、欧州王者R・マドリーを追い詰める大健闘を演じたが、柴崎にとっては直後の欧州挑戦に弾みをつける一戦でもあった。

 そういった大舞台へのモチベーションはこのアジア杯でも同様だ。「その中でも結果を出していく選手が評価される世界。そういったところを含め、いつも以上に自分のパフォーマンスを試合に反映させたい」。Jリーグ時代の豊富な経験も生かしつつ、決勝の舞台で好プレーを披露しようとしている。

 経験がもたらす落ち着きは、チームの緊急事態にも生かされるであろう。ダブルボランチを組む遠藤が準決勝で負傷し、決勝ではDF塩谷司の起用が濃厚。「航にしろ塩さんにしろ、どんな人と組むにあたってもよく喋ってコミュニケーションを取っている。誰が出ても良い準備をしたい」と初の先発タッグにも不安はなさそうだ。

 ならば、あとは堂々と挑んでいくだけ。「タイトルがかかった試合ではプレッシャーは少なからずかかる。慣れている人、慣れていない人の個人差はあるが、良い緊張感と良いリラックスのメンタルを持っていけば、日本が良いパフォーマンスを出すことにつながる」。経験豊富な背番号7は大一番でもチームの柱となる。

(取材・文 竹内達也)