自衛隊機へのレーダー照射問題で泥沼化した日韓関係は、韓国海軍幹部の訪日が延期されるなど、いまだ緊張状態だ。文在寅政権が2017年5月に誕生してから、「徴用工問題」「慰安婦問題」「領土問題」など色々な問題が浮上している。文在寅大統領はなぜ、ここまで日本に強く出るのか?

ソウル大学のパク・チョルヒ教授は「韓国国民の根底には反日感情がある。大統領府は日韓関係が悪化しても失うものはない。そのために感情的に対応している」と指摘。また熊谷大学社会学部の李相哲教授は「反北朝鮮派も同調しやすい『反日』を掲げて取り込もうとしている」、国際問題アナリストのイ・ジャンフン氏は「北朝鮮の反日姿勢が文政権の反日路線と一致している状態」と分析する。

モチベーションもパイプもなくなった日韓関係

北朝鮮と向き合い、日本は眼中にないように見える文大統領。コリア・レポートの辺真一編集長も「文大統領の頭の中に日本はないと言っても過言ではないでしょう」と言い切る。

3月1日(2019年)には日本からの独立を祝う「3・1独立運動100周年記念日」があり、韓国政府が金正恩委員長を招くことを検討しているという報道もある。そうなれば、反日感情がさらに高まることは必至だ。

青木理(ジャーナリスト)「国際情勢はすごく変わった。今の韓国は経済的には、中国と付き合っていけばいい。むしろ『後ろでごちゃごちゃ言っている日本なんていい。アメリカとさえ何とかやれば、日本だってついてくる』と。モチベーションだけでなく、かつてあった日韓のパイプもなくなってしまった」

辺氏(コリア・レポート編集長)「関係改善の策がない今、日韓のトップが対談すべき。今の状態は好ましくない」

青木「米朝がうまくいき、南北も進んだ場合、日本が困る。拉致問題で北朝鮮の時の交渉に、韓国が必要になってくるから。日本にとって、そして地域のためにも早いうちに『日韓がこんな風にいがみ合うのは何にもよくない』と考えるべき」

菅野朋子(弁護士)「話し合いできるんですかね?今までのレーダー照射や徴用工の流れを見ていると、疑問に感じる。文大統領は『日本と仲良くして何かメリットあるのか?』というところまで来てしまっていると思います」

ピノコ